最近の小松基地での緊急着陸分析
2015年度
①6月23日 F15 帰投中、警告灯点灯→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
②9月8日 F15 進出中、警告灯点灯→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
③11月16日 F15 進出中、警告灯点灯→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
④11月19日 F15 G空域で××発生→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
2016年度
ⓐ 7月27日 米軍F15小松基地に緊急着陸→空気吸入システムの不具合(新聞○)
⑤10月3日 F15 G訓練空域→緊急状態宣言→着陸拘束装置で着陸(新聞○)
⑥10月14日 F15 帰投中、警告灯××→緊急状態宣言→小松基地に着陸(新聞×)
ⓑ 10月14日 小松のF15 訓練中、複数の警告灯点灯→千歳基地に緊急着陸(新聞○)
ⓒ 11月16日 小松のF15嘉手納基地に緊急着陸(新聞○)
⑦2月2日 F15 警告灯××→緊急状態宣言→13時35分着陸(新聞×)
★2月2日 F15 G空域で訓練中、模擬訓練弾の先端部品落下(新聞○)
★2月28日 F15 模擬爆弾部品落下(21㎏)(新聞○)
2017年度
ⓓ 4月4日 F15 午前11時50分緊急着陸、正午過ぎT4緊急着陸(新聞○)
ⓔ 7月5日 F15 夜間訓練中、油圧の異変警告灯点灯→緊急着陸(新聞○)
注:①~⑦緊急着陸報告書(2015、2016年度)、A~E新聞記事、★部品落下
2015,6年度の緊急着陸報告書には①から⑦の緊急着陸報告があったが、ⓐ米軍機の小松基地への緊急着陸(2016/7/27)、小松基地所属F15のⓑ千歳基地(2016/10/14)、ⓒ嘉手納基地(2016/11/16)への緊急着陸は報告書には含まれておらず、新聞で報道された。2017年度はまだ開示請求をしておらず、ⓓ、ⓔは新聞報道による。
小松基地関係の緊急着陸としては、2015年度は4回、2016年度は6回、2017年度は7月までに3回を記録している。
緊急着陸は機体コントロールが危険な状態に陥り、「緊急状態宣言」を発して、着陸基地での救援・援護体制をとりながら、着陸する。着陸拘束装置を使用したり、連続していたり、夜間訓練中に発生した場合には、マスコミ発表しているが、基本的には公表せずに内部処理で済ませている。
2015年度には4回の緊急着陸があったが、1度も公表されなかった。基地周辺住民にとっては、上空で何か事件が起きていても、その事後においても知らされない。まさに自衛隊は秘密のかたまりであり、住民にとっては知ることが出来ない聖域である。
緊急着陸宣言はどのような時に発するのか、過去のデータ(2001年以降)から見ておこう。ほとんどは「警告灯の点灯」と書かれているだけだが、なかには「2001.4.17右エンジンの不具合、7.19脚系統の異常、2003.6.12機体振動、2004.4.21異音、6.24「ドン」という体感、11.2「バシャ」という警告音、2006.11.10機体振動、2007.3.14意図しない機体の動き、2009.8.21残燃料不足、2013.12.9異臭、12.17振れ、2015.11.19座席下より(煙?)発生、2016.7.27空気吸入システムの不具合、2017.4.4ブレーキに不具合、7.5油圧の異変」などと、具体的に書かれている。
最近の報告書ほど、具体的記述が少なくなっていて、トラブル内容の秘密性が高まっている。 (2017年7月10日)
2015年度
①6月23日 F15 帰投中、警告灯点灯→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
②9月8日 F15 進出中、警告灯点灯→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
③11月16日 F15 進出中、警告灯点灯→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
④11月19日 F15 G空域で××発生→緊急状態宣言→着陸(新聞×)
2016年度
ⓐ 7月27日 米軍F15小松基地に緊急着陸→空気吸入システムの不具合(新聞○)
⑤10月3日 F15 G訓練空域→緊急状態宣言→着陸拘束装置で着陸(新聞○)
⑥10月14日 F15 帰投中、警告灯××→緊急状態宣言→小松基地に着陸(新聞×)
ⓑ 10月14日 小松のF15 訓練中、複数の警告灯点灯→千歳基地に緊急着陸(新聞○)
ⓒ 11月16日 小松のF15嘉手納基地に緊急着陸(新聞○)
⑦2月2日 F15 警告灯××→緊急状態宣言→13時35分着陸(新聞×)
★2月2日 F15 G空域で訓練中、模擬訓練弾の先端部品落下(新聞○)
★2月28日 F15 模擬爆弾部品落下(21㎏)(新聞○)
2017年度
ⓓ 4月4日 F15 午前11時50分緊急着陸、正午過ぎT4緊急着陸(新聞○)
ⓔ 7月5日 F15 夜間訓練中、油圧の異変警告灯点灯→緊急着陸(新聞○)
注:①~⑦緊急着陸報告書(2015、2016年度)、A~E新聞記事、★部品落下
2015,6年度の緊急着陸報告書には①から⑦の緊急着陸報告があったが、ⓐ米軍機の小松基地への緊急着陸(2016/7/27)、小松基地所属F15のⓑ千歳基地(2016/10/14)、ⓒ嘉手納基地(2016/11/16)への緊急着陸は報告書には含まれておらず、新聞で報道された。2017年度はまだ開示請求をしておらず、ⓓ、ⓔは新聞報道による。
小松基地関係の緊急着陸としては、2015年度は4回、2016年度は6回、2017年度は7月までに3回を記録している。
緊急着陸は機体コントロールが危険な状態に陥り、「緊急状態宣言」を発して、着陸基地での救援・援護体制をとりながら、着陸する。着陸拘束装置を使用したり、連続していたり、夜間訓練中に発生した場合には、マスコミ発表しているが、基本的には公表せずに内部処理で済ませている。
2015年度には4回の緊急着陸があったが、1度も公表されなかった。基地周辺住民にとっては、上空で何か事件が起きていても、その事後においても知らされない。まさに自衛隊は秘密のかたまりであり、住民にとっては知ることが出来ない聖域である。
緊急着陸宣言はどのような時に発するのか、過去のデータ(2001年以降)から見ておこう。ほとんどは「警告灯の点灯」と書かれているだけだが、なかには「2001.4.17右エンジンの不具合、7.19脚系統の異常、2003.6.12機体振動、2004.4.21異音、6.24「ドン」という体感、11.2「バシャ」という警告音、2006.11.10機体振動、2007.3.14意図しない機体の動き、2009.8.21残燃料不足、2013.12.9異臭、12.17振れ、2015.11.19座席下より(煙?)発生、2016.7.27空気吸入システムの不具合、2017.4.4ブレーキに不具合、7.5油圧の異変」などと、具体的に書かれている。
最近の報告書ほど、具体的記述が少なくなっていて、トラブル内容の秘密性が高まっている。 (2017年7月10日)