6・1志賀原発訴訟口頭弁論報告
6月1日、第40回口頭弁論が開かれた。石川門下の白鳥路入口に集合し、久しぶりの再会で歓談しながら、裁判所への行進の時間を待った。裁判官3人が新たに着任し、更新手続きとして、原告・被告双方の意見陳述がおこなわれた。
原告弁護団は、2011年3月11日の福島原発事故によって、①原発が低コスト(他の発電施設とそんなに変わるか)、②原発が必要(停止していても問題ないじゃん)、③原発は安全(直下地震じゃひとたまりもないやろ。地震予知はできない)という神話が崩壊したことを確認し、原子力規制委員会の適合性審査では安全は保障されないから、福島事故のような深刻な災害を2度と起さないためにも、原発なんかすぐ止めちゃおうと、主張した。
一方被告・北陸電力は「敷地内断層はいずれも将来活動する可能性のある断層には該当しない」という規制委員会の「判断」を金科玉条のように掲げて、裁判官に原告の主張を退けるよう要求した。しかし、この規制委員会のレポート(1万ページ)はまだ解析もされておらず、その解析に半年かかるから、次回口頭弁論を12月にしてくれと泣きついていた。
両弁護団のやりとりの前に、原告本人の意見陳述があり、そのなかで、5月5日の珠洲地震について触れたうえで、「5月12日の審査会合で、北電は、寺家高屋からわずか数キロ沖合に長さ96キロの能登半島北部沿岸地域断層帯が走り、最大M8.1が想定されるという評価を示しました」と述べている。
このように、珠洲ではたった30年前には予想もつかなかった大地震がおきており、志賀原発敷地内外の断層(活断層)だって、再びいつ動き出すか、北陸電力に予想できるはずがない。
6月1日、第40回口頭弁論が開かれた。石川門下の白鳥路入口に集合し、久しぶりの再会で歓談しながら、裁判所への行進の時間を待った。裁判官3人が新たに着任し、更新手続きとして、原告・被告双方の意見陳述がおこなわれた。
原告弁護団は、2011年3月11日の福島原発事故によって、①原発が低コスト(他の発電施設とそんなに変わるか)、②原発が必要(停止していても問題ないじゃん)、③原発は安全(直下地震じゃひとたまりもないやろ。地震予知はできない)という神話が崩壊したことを確認し、原子力規制委員会の適合性審査では安全は保障されないから、福島事故のような深刻な災害を2度と起さないためにも、原発なんかすぐ止めちゃおうと、主張した。
一方被告・北陸電力は「敷地内断層はいずれも将来活動する可能性のある断層には該当しない」という規制委員会の「判断」を金科玉条のように掲げて、裁判官に原告の主張を退けるよう要求した。しかし、この規制委員会のレポート(1万ページ)はまだ解析もされておらず、その解析に半年かかるから、次回口頭弁論を12月にしてくれと泣きついていた。
両弁護団のやりとりの前に、原告本人の意見陳述があり、そのなかで、5月5日の珠洲地震について触れたうえで、「5月12日の審査会合で、北電は、寺家高屋からわずか数キロ沖合に長さ96キロの能登半島北部沿岸地域断層帯が走り、最大M8.1が想定されるという評価を示しました」と述べている。
このように、珠洲ではたった30年前には予想もつかなかった大地震がおきており、志賀原発敷地内外の断層(活断層)だって、再びいつ動き出すか、北陸電力に予想できるはずがない。