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20250313 石川一雄さんが亡くなった

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20250313 石川一雄さんが亡くなった

 去る3月11日、石川一雄さんが無念の死を遂げた。86歳。2023年にアップした記事を再掲する。
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 昨年(2022年)5月8日の『毎日新聞』に「無実を訴え59年! 差別裁判を許さない」「東京高裁に下山鑑定人の尋問と狭山事件の再審を求めます」という意見広告が掲載された。私もこのたたかいに賛同した。
 今年5月8日の『北陸中日新聞』には、「狭山事件60年 再審の開始に動き出せ」との社説、17日には鎌田慧さんの「狭山事件の60年」という記事が掲載された。
 私も1990年代には、狭山闘争に繰り返し参加していた。1993年10月23日に狭山現地を訪れ、現地スタッフに案内してもらった。その時に、ビデオカメラを携行し、20分ほどの調査報告映像を作成した。その映像の中からいくつかのコマをとりだして、無実・無罪の報告とする。

 まず最初に石川さん宅に向かい、万円筆が見つかったという鴨居の説明を受けた。案内の女性は背伸びもせずに、その鴨居に万年筆を置いた。参加者が、脚立に足をかけて、その万年筆をとりだした。念入りに家宅捜索する捜査員にとって、ここを見逃すことはないだろう。

   


 次いで、狭山市駅(入間川駅)に戻り、地図を片手に、「でっち上げコース」を歩くことにした。西口から「すずや」の前を通り、荒神様、被害者との「出会い地点」を右折し、死体発見現場、最後に「さのや」に向かった。

        

 狭山現地調査の翌日、千葉刑務所に収監されている石川さん激励行動に参加した。それから、もう30年が過ぎた。一日も早く、再審の開始を。

 


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