10・8高浜原発3・4号機仮処分異議審―福井地裁
福井県庁前
今日は午後1時フェニックスプラザ集合ということで、早めに福井駅に到着した。福井県庁前では、1年半前から、原発反対ののぼりを立てて、マイクアジテーションをおこなっている。しばらく一緒に座ることにした。
IさんとはKさん弾圧裁判以来の顔見知りであり、話が弾んだ。車歩道の仕切りに縛りつけた横断幕にたいして、県の職員が来て外せという。条例も示さずに、条例違反とねじ込んできたが、はねのけて、今日もしっかり結びつけられている。
会場まで車に乗っていかないかと誘われ、その車には反原発のステッカーが数十枚貼り付けてある。これで日常生活をしているという。「目立つなー」とあきれ顔でいうと、「目立つように貼ったんだ」とからからと笑った。
福井地裁前
会場では、出発前の集会が開かれ、Iさんは仮処分申立人として挨拶をおこなった。三々五々福井地裁に向かい、申立人や弁護団と合流し、拍手で送り出した。その後、50人を超える支援者は車道に向かってのぼりやボードを掲げてスタンディングアピールをおこなった。
関西各地からも
ふたたびフェニックスプラザに移動し、集会が再開された。真宗大谷派の僧侶は『釜ヶ崎と福音』の著者本田哲郎神父の「真の平和を求めて」から引用して、本物の平和のためのたたかいを訴えた。元福井県職員(建築関係)が建築物の耐震安全上の問題について話した。
「福井から原発を止める裁判の会」からは、万が一仮処分で負けたら、本裁判になるので、その時には1000人の原告でたたかう決意が表明された。「若狭の原発を考える会」の木原壮林さんは老朽原発とMOX燃料の危険性を話したあと、11月8日から20日までの「高浜―関電本店リレーデモ」への参加を訴えた。
記者会見で
今日の異議審は、11月再稼働をめざす関電との厳しいたたかいで、論点は①震源を特定せず算定する地震動、②応答スペクトルにもとづく手法(松田式)、③断層モデルを用いた手法、④年超過確率である。
申立人と弁護団が会場に姿をあらわし、記者会見が始まった。異議審開始早々に、裁判長は「11月13日第4回異議審はやります」と述べたという。とりあえず、早期結審を粉砕したのだ。
審尋では、長沢先生、井野先生、後藤政志さんが11件の準備書面を3時間かけて説明した。裁判長は「説明は有益で、充実していた。まだ多くの論点でかみ合っておらず、双方のスタンスに違いがある。双方の主張を確認するために11月13日に追加主張を認める」と締めくくったが、次回結審については明言しなかった。
報告の最後に申立人を代表して今大地さんから「5年前の福島原発事故を他人事にしてはならない」と感想が述べられ、記者からの質問に移った。
11月13日へ
マスメディアの関心は次回結審か、決定はいつか、そして再稼働はいつになるのかにあった。井戸弁護士は「次回に結審したとしても、決定はどんなに早くても年末になるだろう」と答えていた。
仮処分を押しつぶすために、最高裁から優秀な3人の裁判官が「刺客」として派遣されている。原発の再稼働を現実に止めている高浜仮処分決定を守りぬくために、次回審尋にも結集しよう。
福井県庁前
今日は午後1時フェニックスプラザ集合ということで、早めに福井駅に到着した。福井県庁前では、1年半前から、原発反対ののぼりを立てて、マイクアジテーションをおこなっている。しばらく一緒に座ることにした。
IさんとはKさん弾圧裁判以来の顔見知りであり、話が弾んだ。車歩道の仕切りに縛りつけた横断幕にたいして、県の職員が来て外せという。条例も示さずに、条例違反とねじ込んできたが、はねのけて、今日もしっかり結びつけられている。
会場まで車に乗っていかないかと誘われ、その車には反原発のステッカーが数十枚貼り付けてある。これで日常生活をしているという。「目立つなー」とあきれ顔でいうと、「目立つように貼ったんだ」とからからと笑った。
福井地裁前
会場では、出発前の集会が開かれ、Iさんは仮処分申立人として挨拶をおこなった。三々五々福井地裁に向かい、申立人や弁護団と合流し、拍手で送り出した。その後、50人を超える支援者は車道に向かってのぼりやボードを掲げてスタンディングアピールをおこなった。
関西各地からも
ふたたびフェニックスプラザに移動し、集会が再開された。真宗大谷派の僧侶は『釜ヶ崎と福音』の著者本田哲郎神父の「真の平和を求めて」から引用して、本物の平和のためのたたかいを訴えた。元福井県職員(建築関係)が建築物の耐震安全上の問題について話した。
「福井から原発を止める裁判の会」からは、万が一仮処分で負けたら、本裁判になるので、その時には1000人の原告でたたかう決意が表明された。「若狭の原発を考える会」の木原壮林さんは老朽原発とMOX燃料の危険性を話したあと、11月8日から20日までの「高浜―関電本店リレーデモ」への参加を訴えた。
記者会見で
今日の異議審は、11月再稼働をめざす関電との厳しいたたかいで、論点は①震源を特定せず算定する地震動、②応答スペクトルにもとづく手法(松田式)、③断層モデルを用いた手法、④年超過確率である。
申立人と弁護団が会場に姿をあらわし、記者会見が始まった。異議審開始早々に、裁判長は「11月13日第4回異議審はやります」と述べたという。とりあえず、早期結審を粉砕したのだ。
審尋では、長沢先生、井野先生、後藤政志さんが11件の準備書面を3時間かけて説明した。裁判長は「説明は有益で、充実していた。まだ多くの論点でかみ合っておらず、双方のスタンスに違いがある。双方の主張を確認するために11月13日に追加主張を認める」と締めくくったが、次回結審については明言しなかった。
報告の最後に申立人を代表して今大地さんから「5年前の福島原発事故を他人事にしてはならない」と感想が述べられ、記者からの質問に移った。
11月13日へ
マスメディアの関心は次回結審か、決定はいつか、そして再稼働はいつになるのかにあった。井戸弁護士は「次回に結審したとしても、決定はどんなに早くても年末になるだろう」と答えていた。
仮処分を押しつぶすために、最高裁から優秀な3人の裁判官が「刺客」として派遣されている。原発の再稼働を現実に止めている高浜仮処分決定を守りぬくために、次回審尋にも結集しよう。