メモ第1~9回金沢まちづくりミーティング意見交換会
2012年度の分別方法の変更について、市長は「当時の職員の説明が不充分」と釈明している(1頁)が、新西部クリーンセンターがプラゴミを含めて焼却するサーマルリサイクル方式をとっているので、むしろ積極的にプラゴミを混入させていたのである。すなわち分別、ゴミ減量は二の次にしていたのであり、本来は新施設を導入したトップの責任でありながら、職員の「説明不足」に責任転化したのである。
市長は、有料化の理由・根拠として、「将来の世代に負担をかけないため(3頁)」「5年先、10年先、20年先の将来を見すえて(25頁)」「子や孫の世代の負担軽減のため(31頁)」などと、くりかえし説明しているが、次世代のためならば金銭負担無しの政策選択をすべきである。市長が本気で「次世代のために」というならば、金沢市は北陸電力の大株主であり、北電に「原発廃炉」を提案すべきなのである。
「新幹線開業によって、事業系ゴミが1年間で3%増加の見込み(23頁)」と報告されている。6/21「北陸中日新聞」には「家庭系ごみは横ばいながら、事業系ゴミが前年度比3.2%増」と報道されているとおり、金沢市のゴミ問題は事業系ゴミにある事は明確である。
9回のまちづくりミーティングを開催し、今後も各町内会に説明すると言っているが、市長は「最後には、私市長が政治家として判断(20頁)」すると、市民の意見・意思を無視する姿勢には変わりがない。
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第1回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月9日(土)18:30~20:30
場所:教育プラザ富樫
対象校下:野町、弥生、中村町、十一屋、泉野、長坂台、新竪町、菊川
(1)泉校下
(意見)金沢大学寮跡地を文教施設に使用する考えがあるのか。
(市長)泉小学校・中学校の学校施設として使用したい。
(2)新竪町校下
(意見)集団回収で段ボールを持って行ってもらえず、ごみステーションに出されていることが多い。
(り課長)回収業者は、これまで段ボールを拒否する実態があったが、古紙組合に今後は段ボールも回収するよう要請し、了承を得ている。ごみステーションに出されないよう、集団回収奨励金の増額や資源回収拠点の増設など古紙の資源化に取り組みやすい環境づくりに努めていく。
(3)野町校下
(意見)古紙を一時保管できる建物や倉庫があれば、古紙の集団回収に取り組みやすいため、市からの補助をお顔いしたい。
(り課長)地域の住民が古紙を出しやすいよう、拠点型集団回収をこれから考えていく。また、補助制度についても今後考えていく。
(意見)平成24年度の分別方法の変更により、容プラの分別意識が低下したので、有料化と併せて容プラの分別の徹底に力をいれてほしい。
(市長)当時の職員の説明が不十分であり申し訳ない。今後の説明会では、容プラの分別の周知徹底に努める。
(4)新竪町校下
(意見)政治家山野之義として、信念を問う。
(市長)ごみに対する意識を高めていく。将来の世代の負担を軽減していく。これについては、政治家として強い想いを持っている。
(意見)使途をLEDに利用することを挙げているが、環境保全に直接関係しない施策への活用を認めれば、際限なく用途が広がる。
(市長)その都度、丁寧に説明をし、ご理解をいただきながら、取り組んでいく。
(局長)防犯灯のLED化は、環境負荷の低減につながる1つの提案である。防犯灯をLED化することにより、寿命が5倍伸び、料金が半分となる。現在も、防犯灯のLED化を行っているが、現在のペースでは40年かかるため、XSCO事業を利用し、市内全域の防犯灯を一括交換し、環境負荷の低減につなげていきたい。
(5)泉野校下
(意見)収入は約4億円と想定できるが、パンフレットの使途に利用されるのか。
(り課長)収入の半分は、袋の製造・流通等に使用し、残りの半分を使途に利用する。
(意見)紙おむつは無料で半透明袋を使用とのことであるが、違反物を混ぜる人もいるだろう。回収されない違反ごみに生ごみが含まれていると、夏場は、臭い、虫、カラスなどで町会としては困る。
(り課長)現在も違反ごみは、イエローシールを貼付し、排出した人に警告するため、取り残しを行っているが、次回、分別されていれば、回収を行っている。違反ごみの対応については、ボランティア袋の活用を考えている。
(6)中村町校下
(意見)市議の報酬が引き上げられることには納得がいかない。
(市長)議員定数を削減してきており、県から市への権限移譲により事務・量も増えていることなどから、報酬の引き上げは、審議会で了承いただいたものである。
(7)中村町校下
(意見)有料化には賛成であるが、有料の指定ごみ袋と無料の半透明袋が混在すると市民が混乱する。すべてのごみを、有料の指定ごみ袋とし、負担軽減については、別の援助を考えてはどうか。
(り課長)別の援助方法を採用する場合、手間とコストがかかるため、現時点では困難である。おむつなどは、人に見られたくない場合もあるため、関係団体と協議をしていきたい。
(市長)この件については、宿題とさせていただきたい。
(8)泉野校下
(意見)全国の導入率の割合は。
(り課長)平成27年4月段階で、全国では63%、政令市では45%、中核市では24%、県内では79%となっている。
(市長)他の自治体がやっているから、本市も検討しているわけではなく、将来の世代のための負担軽減から、検討を行っている。
(9)十一屋校下
(意見)十一屋は貧困家庭が多いため、通常の人口比等だけではなく、それらを考慮した施策を行ってほしい。
(市長)行政は、公平公正の立場で、業務を行わなければならず、どこまでが貧困なのかという線引きを行うことは難しく、その点をご理解いただきたい。
(10)長坂台校下
(意見)ふれあい収集を実施するのか。
(り課長)今後、社会福祉協議会等とも協議をしながら、対象者を選定するとともに、まずモデル地区で実施を行い、課題を洗い出しながら、段階的に拡大していきたい。
(11)十一屋校下
(意見)シュレッダーごみは再利用できず、燃やすごみに出されていることから、個人情報が含まれている書類を処分できる施設(受け皿)があれば、資源化が進む。
(り課長)持込みすれば、その場で、個人情報の漏えいを危倶せず、再生処分できる古紙業者もおり、また、再生利用できる新技術のシュレッダーも開発されてきている。新たな技術や再生方法については、今後、周知に努めたい。
(市長)この間題については、全国市長会を通じて、働きかけていきたい。また、再生利用方法等については、古紙業者と研究していく。
(12)長坂台校下
(意見)車からのポイ捨て等の不法投棄が多い。
(り課長)各地区の廃棄物対策推進員や運送業などと結成している不法投棄防止ネットワークの連絡網により、不法投棄を見つけたら、連絡してくれるシステムを構築し、不法投棄に対処しており、今後も強化していきたい。
第2回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月10日(日)18:30~20:30
場所:玉川こども図書館
対象校下:材木、味噌蔵町、長町、松ヶ枝、長土塀、芳斉、此花、瓢箪
(1)兼六校下
(意見)有料化後の手数料が年4,000円の負担だけと軽い言い方をするが、消費税の値上げもあり、負担が厳しい人もいるのではないか。
(市長)言い方の問題で気分を害したのなら謝罪させていただく。将来の世代に負担をかけないためにも、苦渋の思いで申し上げている。
(意見)不適正排出に対して対策を講じるつもりはあるのか。
(局長)不適正排出に対しては真筆に取り組むつもりである。分別については、分別指導グループ等により率先して現地に出向いて分別の指導を行い、ごみ出しマナーの向上に努める。
(2)味噌蔵校下
(意見)資源回収奨励金とあるが、これを手数料に充て、手数料を下げることで市民の負担を減らすべきだ。
(リ課長)将来の循環可能なごみ処理体制を築くためにも資源回収を増やす施策は必要である。また有料化制度は手数料を欲しているのではなく、ごみの減量化・資源化を図るために行う施策である。
(意見)指定袋の販売手数料を店舗に支払うのであれば、公民館等の市の施設でのみ指定袋を販売し、手数料を下げるべきである。
(市長)現実問題、市の施設のみの販売で、全市民に袋を行き渡らすことは難しい。
(3)材木校下
(意見)具体的に減量化の運動をしていないのに、いきなり有料化というのは唐突では無いか。
(市長)減量化については、婦人会等の各団体の協力も得ながら、様々な取組を行ってきた。その上で効果が見られないことから有料化という施策を検討しており、決して唐突ではない。
(4)材木校下
(意見)有料化となれば、手数料がかかることでごみを捨てる権利が発生することになり、町会に加入していない世帯へ抵抗(注:意味不明)できない。対策は考えているのか。
(り課長)アパート、マンションなどの町会に加入していない世帯に対しても分別方法等について周知を行う。また、学生に対しても、大学等に出向き、ごみの分別の説明会を行っている。今後も分別指導グループ等による指導を強化する。
(意見)人口減少により金沢市の人口が35万人に減ると言われているが、人口減少に対して対策は考えているのか。
(市長)人口減少は避けられないが、懸念すべき事項であり、入口減少に対する施策に取り組んで行くつもりである。
(意見)LRTの導入をするとなっているが、これは必要なのか。
(市長)LRTの導入は検討中であり決定したわけではない。今年度に有識者により検討会を開催し、慎重に判断していく。
(意見)金沢市の負債2,200億円というのは、市民1人当たり91万円と大きい負債である。いつ、どのように完済していくのか問いたい。
(市長)借金があることが良いとは言わないが、市民に安定したサービスを供給するためにも投資は必要であると考えている。
(5)瓢箪校下
(意見)ごみを減量する云々ではなく、ごみを資源化することが大切である。内灘町で実施しているような生ごみを資源化する取り組みが必要なのでは。また、有料化の導入により、他都市ではごみが減量したのか問う。
(市長)おっしゃるとおりである。現在も生ごみの資源化に取り組んでいるが、今後もより一層、資源化に取り組んでいきたい。
(リ課長)1リッター1円で有料化を導入した場合、5年後で平均14%減となっている。
(6)材木校下
(意見)他地区からごみの廃棄をする人がいる。事業系ごみの対応についても、より視野を広げて対応していただきたい。町会役員の高齢化問題もあり、町会の負担が重く、ごみ処理の対応まで任されると対応しきれない。今一度、検討していただきたい。
(局長)町会に迷惑をかけているのは事実である。悪質な案件は市職員、警察と連携し、対応していきたい。
(リ課長)事業系ごみは、許可業者が処理を行うため、ごみステーションに事業系ごみがある場合は、業者に報告のうえ、今後とも指導を続けていく。
(7)芳斉校下
(意見)処理費用に対して、出口で徴収するよりも入口で徴収した方がよいのでは。
(市長)全国市長会、全国都市清掃会議の場でも国に訴えているところであり、今後も継続して取り組んでいきたい。
第3回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月16日(土)18:30~20:30
場所:ものづくり会館
対象校下:諸江、浅野川、鞍月、粟崎、川北、大浦
参加人数:約120名
(1)鞍月校下
(意見)有料化せずに減量化している自治体もある。
(市長)これまで、減量化や資源化が進んできたのは地域の力である。しかし、今後、一段の取り組みが必要な状況である。
(意見)不適正排出や不法投棄が増える。
(局長)分別指導係を設置し、違反ごみに困っている所のパトロールや指導を行っており、有料化に際しては、開封調査を行うなど体制を強化してまいりたい。また、町会の負担にならないよう違反ごみに対してはボランティアごみ袋の活用を考えている。不法投棄は犯罪であり、警察と連携しながら対応を行っていく。
(意見)古紙のごみステーション回収を行ってほしい。
(局長)本市では、集団回収を奨励しており、今後、PTA、子供会等のほか、町会に団体登録していただけるよう古紙業者とも連携しながら取り組んでいく。
(意見)収入を得ても、何に使ったかわからなくなるのでは?
(局長)手数料の使い道については、透明性を確保し、情報公開を行っていく。
(2)諸江校下
(意見)3から4月は、引っ越し等でアパートから冷蔵庫・洗濯機等の違反ごみがだされ、町会で処理を行っている。
(り課長)家電4品目については、市で収集できないものであるため、国の決めたルートで処理をお願いしたい。今年度から、不動産会社を通して、引っ越し者に引っ越しごみの際のごみ処分方法のチラシを配布する取り組みを行っており、今後、拡充してまいりたい。
(市長)今後、事業系ごみの手数料の値上げも行っていくため、その説明の際には、商工会議所や経済同友会を通じて、事業所職員の転勤の際に、適正な処理をするよう周知していく。また、金沢大学においては、卒業生の家電等を新入生に販売するリユース市を開催しており、他の大学にも広げてまいりたい。
(意見)指定ごみ袋になると、何でもだしてもよいということになるのでは?
(リ課長)何でもだしてもよいということにはならず、違反ごみであれば、今の半透明ごみ袋と同じく、シールを貼付後、取り残しを行うことにより、排出者に間違いを理解してもらう。
(意見)戸別収集をしてほしい。
(リ課長)他都市のシミュレーションでは収集経費が3.5倍増となる報告もあり、また、本市では、細い路地も多く、物理的にも困難と考えている。
(3)粟崎校下
(意見)農家が出荷の際に使用する段ボールは過剰包装か?
(市長)生産者が良いものを届けるために使用するものについては、過剰包装ではないと考えている。
(リ課長)生産者の意識改革とは、消費者がばら売り等を利用するなど行動を変えるきっかけをつかむことで、生産者もそれに応じた製品提供を行うようになることである。
(4)鞍月校下
(意見)監視カメラは、すべてのステーションに設置してくれるのか?また、だれが管理するのか?
(リ課長)監視カメラの主な使用先は不法投棄であるが、違反ごみが多く悩んでいるステーションには貸し出しを行っている事例もある。監視カメラは、個人情報が含まれているため、管理は市で行うことになる。
(意見)いつからやるのか?
(市長)まったく決まっていない。まちづくりミーティングを行った後、町会や婦人会でおおむねご理解をいただくまで、校下単位等で説明を行っていく。
(5)粟崎校下
(意見)生ごみリサイクル循環システムの現状は?
(リ課長)堆肥回収量は増加しており、現在、社会福祉法人の畑で使用しているが、今後、花壇等にも活用できるよう使用先を拡充してまいりたい。
(市長)東原地区ではNPO法人くくのちが、生ごみ堆肥を作って、地域で活用している事例もある。
(意見)うまくいくのであれば、市民農園等でも使用していってもらいたい。
第4回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月17日(日)18:30~20:30
場所:元町福祉健康センター
対象校下:馬場、浅野町、森山、小坂、千坂、夕日寺
参加人数:約120名
(1)千坂校下
(意見)エネルギーセンターでの焼却温度は?
(リ課長)800℃以上で焼却を行っている。
(意見)手数料は地域にばらまくよりも、ごみ処理経費に使用する方がよい。
(市長)環境施策として使用する。なお、透明性を確保し、情報公開を行っていく。
(2)浅野町校下
(意見)オリンピックのキャンプ地として誘致するのか?
(市長)最新鋭設備のプールを建設しており、複数の国に働きかけている。
(意見)分別のマナーが悪いため、分別の徹底を周知していほしい。
(局長)アパート、マンション等には改めて説明を行っていく。また、リサイクル推進課にある分別指導係が現場で分別指導を行っていることから、お困りの際には、個別に相談をいただきたい。
(意見)袋に入らないごみの対応は?
(リ課長)一番大きい45Lの袋を張り付けていただくことを考えている。
(意見)電気式生ごみ処理機の価格は?
(リ課長)5~6万円程度である。
(3)馬場校下
(意見)家電リサイクル品はステーションに出されるとレッドシールを貼付され、最終的に町会が処分費を払って処分を行っているが、有料化の際の市の方針は?
(リ課長)有料化の際にも同様の流れになるが、個別にリサイクル推進課に相談していただきたい。
(市長)引っ越しごみに違反ごみが多く、今後、事業系ごみの手数料の値上げも行っていくため、その説明の際には、商工会議所や経済同友会を通じて、事業所職員の転勤の際に、適正な処理をするよう周知していく。また、金沢大学においては、卒業生の家電等を新入生に販売するリユース市を開催しており、他の大学にも広げてまいりたい。
(4)千坂校下
(意見)ごみ袋が有料化されれば、町会に入らなくてもよいと考える人が増えるのではないか?
(市長)転入者に対しては、パンフレットを配布し、加入するよう周知を行っているところであり、今後、対策を強化していきたい。
(意見)通勤途中に捨てていく方もおり、違反ごみの場合、取り残されるため、生ごみだと臭いやカラス問題で苦慮することが予想される。
(局長)違反ごみに対し即座に対処するのが市の責務であり、間に合わない場合は、町会に無料配布するボランティアごみ袋で対応をお願いしたいと考えている。
(意見)監視カメラをすべてのステーションに設置するのか?
(局長)監視カメラの主な使用先は不法投棄であるが、違反ごみが多く悩んでいるステーションには貸し出しを行っている事例もある。悪質な違反ごみについては、市が責任を持って開封し、排出者に対して指導を行う。
(5)夕日寺校下
(意見)有料化するなら、住民投票をすべきである。
(市長)住民投票は考えていない。理解していただくよう丁寧な説明を行っていき、最後は市長が導入の判断を行う。
(意見)古紙のごみステーション回収を行えば、資源化率は上がる。
(リ課長)本市では、地域の絆が深まり、環境教育にもなる集団回収を奨励しており、今後、PTA、子供会等のほか、町会に団体登録していただけるよう古紙業者とも連携しながら取り組んでいく。
(6)小坂校下
(意見)有料化の対象外のものは?
(り課長)排泄管理支援用具、腹膜透析バッグ、勢定枝、落ち葉、草花。
(意見)レジ袋の使用用途がなくなる?
(り課長)資源ごみや負担軽減措置ごみの排出の際に利用してほしい。
(意見)家庭菜園のごみは有料化か?
(り課長)野菜の実は有料化の対象になると考えている。
(軍見)容プラの置き場が狭く、資源化率が上がると置き場に困る。
(り課長)ごみステーションの機材設置補助も考えており、場所の問題については、今後、対策を考えていきたい。
(意見)LEDの交換は年に3~4灯程度しかしてもらえないため、メリットがない。
(り課長)有料化するのであれば、市内街灯を一気にLED化する予定である。
第5回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月23日(土)18:30~20:30
場所:西部環境エネルギーセンター
対象校下:米丸、新神田、押野、西南部、三和
参加人数:約100名
(1)三和校下
(意見)違反ごみが増え、立ち番の負担が大きくなるのでは?
(局長)違反ごみについては、現在と同様、シールを貼付し、取り残しを行うことにより、排出者に間違いを理解してもらうが、最終的には、市が責任を持って収集する。また、町会の負担にならないよう違反ごみに対してはボランティアごみ袋の活用を考えている。
悪質な違反ごみに対しては、開封調査を行うなど体制を強化していきたい。
(意見)販売店に手数料が入るのか?
(リ課長)先行自治体では、販売価格の10%が販売店に、残りの90%は市に入る事例がある。可能な限り、販売店の手数料を抑え、有効に活用していきたい。
(意見)ごみ袋の大きさがわからない。
(リ課長)導入前には、実際の大きさを把握していただくため、お試し袋を何種類か配布することを考えている。
(意見)手数料は東部環境エネルギーセンターの建設費に充てるのか?
(リ課長)建設費に充てず、町会等への支援の強化や環境負荷の低減施策などに使用することを考えている。
(意見)家に残っているレジ袋がごみになる。
(市長)本市では、スーパー等とレジ袋大幅削減協定を結んでおり、約9割の方が、マイバックを利用していると聞いている。市民の方々には、引き続き、レジ袋の削減に努めていってもらいたい。なお、家に残っているレジ袋については、資源ごみの排出の際に利用してほしい。
(2)三和校下
(意見)有料化になると、違反ごみが増え、燃やすごみにも立ち番が必要になるのでは?
(局長)分別の徹底や違反ごみ防止のため、立ち番にご協力いただいているが、立ち番は強制ではない。現在、リサイクル推進課にある分別指導係がごみステーションで分別指導を行っており、今後も町会の負担が増えないよう、市が個々に現場の状況を見て対処していきたい。
(市長)立ち番は強制ではないため、地域の中で話し合いながら、より良い形にしていってほしい。
(意見)婦人会として、ダンボールコンポストの講座を開催するなど、生ごみの減量化に取り組んでいる。
(市長)今後も婦人会や市民団体などからお力添えをいただいて、生ごみの減量化に取り組んでいきたい。
(3)押野校下
(意見)十分な周知期間とあるが、この説明会も周知期間に入るのか?
(市長)現在は、本市の基本的考え方を説明している段階であり、あくまでも条例改正を行ってから10ケ月以上の周知期間を設けるという意味である。
(意見)現在、防犯灯のLED化は1町会4灯程度であるが、今後、どうなっていくのか?
(局長)現在、市内38,600の防犯灯のうちの約14%の5,400灯がLED化されている。今後、有料化の手数料を活用して、残りの防犯灯を一括してLED化することを考えている。
(4)三和校下
(意見)ごみの分け方・出し方の外国語パンフレットを公民館にも配置してほしい。
(リ課長)承った。
(意見)現在、外国語パンフレットは、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語となっているが、最近ベトナム人が多いことから、ベトナム語を追加してほしい。
(リ課長)今後、研究していく。
(5)米丸校下
(意見)ごみ袋を買わせるという方法よりも、森林環境税のように税金を上乗せする方法の方がよいのでは?
(市長)税金の上乗せの場合、お金がかかっていることを実感できず、減量化効果が働かないことが考えられるため、インセンティブがより働く指定ごみ袋制を提案している。
(意見)町会の負担が増えることが予想されるため、違反ごみ・不法投棄が出ないような制度を構築してほしい。
(局長)先行自治体の例を参考にしながら、対策を講じていく。先行自治体では、導入当初は、違反ごみがあったが、制度が定着することにより、なくなったと聞いている。十分な周知期間の中でご理解を深めていただくとともに、違反ごみについては、個々のごみステーションで町会の皆さんと話し合いながら対応していきたい。
(6)校下不明
(意見)日本国外の例も検討したのか?
(リ課長)環境については、ドイツが最先端であり、拡大生産者責任制度が確立されている。ただし、製造・流通等は、金沢市内では完結しないことから、国としての取り組みが必要となる。
(市長)国の基本的方針の枠内で行わなければならないが、その中で精いっぱいの工夫をしながら行っていきたい。拡大製造者責任に関しては、ヨーロッパが進んでいるが、最終処分に関しては、日本が最先端であることを環境都市であるドイツのフライブルクを視察した際に感じた。
(意見)世界のごみ処理の中で、この方法が一番良いと思うのであれば、進めていけばよい。市民の理解をいただき、あまり負担のかからない方法で取り組んでいってほしい。
第6回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月14日(土)18:30~20:10
場所:教育プラザ富樫
対象校下:三馬、米泉、富樫、伏見台、額、四十万、扇台
参加人数:約140名
(1)伏見台校下
(意見)町会の説明会を行う際には、若者にも説明が行き届くようにしてほしい。
(市長)大学にも説明を行っていくとともに、商工会議所や各種団体などを通して、若者にも伝わるようにしていきたい。
(意見)不適正処理の強化をしてほしい。
(局長)アパート・マンションは、不動産業者や様々な場を通じて説明を行っていく。これまで、リサイクル推進課の分別指導係が約900箇所のステーションでごみの分け方や出し方の指導を行い、約100箇所で改善が見られており、今後も個々の現場の状況を見ながら、ステーション指導を強化していく。
(意見)ふれあい収集をどのように進めていくのか?
(リ課長)第一原則として、地域の共助の得られない方を対象と考えており、今後、社会福祉協議会等と協議しながら、対象者の選定等の課題を整理し、まずは、モデル地区で実施した上で、段階的に拡大していきたい。
(2)富樫校下
(意見)有料化は評価するが、金沢方式による地元負担が大きい。
(市長)本市は、金沢方式により全国にも誇れるくらいコミュニティが充実している。時代の流れもあるので、地元負担が少なくなるよう工夫をしていきたい。
(意見)富樫校下の避難場所の選定がおかしい。
(市長)避難場所の選定は、地域内で行われているため、地域の中でよく話し合っていってほしい。
(意見)住民投票をすべきである。
(市長)統治機構改革のテーマであればあり得ると考えるが、このようなテーマは、住民投票のテーマではなく、市民と意見交換をして積み重ねていくものと考えている。
(3)三馬校下
(意見)有料化を行わなくても、拡大生産者責任を課し、減量化・資源化を進めていく方法があるのでは?
(市長)これまでも様々な施策に取り組み、頑張ってきているが、なかなか効果が見られなく、次の具体的な話をしないと先に進まないため、現在、有料化を提案させていただいている。拡大生産者責任については、全国都市清掃会議等の場を通じて国に制度強化を訴えており、今後も引き続き要望していく。住民への負担をかけることは心苦しいと考えるが、子や孫の世代負担のためにお願いをしている。
(4)四十万校下
(意見)有料化はやむを得ないが、ステーションの場所の選定等で苦労していることを理解いただきたい。
(リ課長)ステーションの選定でご苦労されていることは理解しているため、困った場合は、相談してほしい。
(意見)防犯カメラの取り扱いは?
(リ課長)あくまでも不法投棄対策として設置するものである。ステーションに設置する場合は、個人情報保護の観点から、監視カメラの管理は市で行うことになる。
(5)伏見台校下
(意見)金沢方式を行うなら、条例や規則などで定め、拘束力のあるものにすべきである。
(市長)規則で文書化されている。
(意見)有料化には賛成であるが、現在、違反ごみが多いため、罰則規定を設けるべきである。また、有料化後の違反ごみは誰が処分するのか?
(局長)これまでも、ごみを間違って出した人に気づいていだたくため、イエローシールを貼って、一定期間、ステーションに置かせていただいているが、衛生上問題があると思われる場合には、あらかじめ町会に配布する「ボランティア清掃ごみ袋」を活用していただきたい。不適正排出の改善がみられない場合には、町会の皆さんと協議し、また、警察と連携しながら、市で開封調査やステーション指導を行うなど、町会の負担が増えないよう、市が責任を持って対応していきたい。
(市長)悪質なごみは、市が責任を持って、しばらくは回収を行う。排出者が判明した際には、町会と相談の上、警察と連携して対応していく。
(6)伏見台校下
(意見)どのような条件がそろえば有料化を実施するのか?
(市長)現在、市民に説明を行っているところであるが、最後には、私市長が政治家として判断し、議会に提出し、ご理解をいただけた場合は、その後、10ケ月以上周知期間を設け、実施する流れとなる。
(意見)大都市や富山や福井がやっていないのに、金沢が行うとなると国民的に不公平感がある。
(市長)ごみ処理は各自治体の判断により行うものであるため、各市町、町長等が住民と話し合いながら決めていくものであり、方向性は正しいと考えている。
(7)十一屋校下
(意見)古紙の回収は自治体の役割であり、自治体の役割を地域に担わせているのはおかしいのでは?
(市長)市政は、行政だけではできないものであり、地域の皆さんと一緒に汗をかきながら、まちづくりを行っていくものであるため、行政が市民に役割を投げているものではない。
(意見)資源化率の減少の内訳は?
(局長)古紙が4.4→3.3%、容プラが3.1→2.0%。
(意見)ごみ処理経費の減少額の内訳は?
(局長)収集運搬業務の委託化により約2億円、エネルギーセンターの効率化に伴い約1億円削減。
(意見)古紙モデル10町会のうち7町会が集団回収を継続しなかった理由は?
(リ課長)7町会は現在お願いをしている段階であるため、今後、継続していく町会が増えていくと考えている。
(意見)手数料収入額は?
(リ課長)約4億円。
(意見)税金の二重取りでは?
(リ課長)ごみ処理経費に充てず、他の環境施策に使用することから、税金の二重取りにはあたらない。
(意見)議員は市民の声を聴いているのか?
(市長)このような説明会に何人もの議員が出席しており、また、議会でも議論しており、議員は真剣に地域の声を聴くよう努力している。
第7回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月15日(土)18:30~20:10
場所:金沢海みらい図書館
対象校下:長田町、戸板、西、二塚、安原、大徳、金石町、大野町
参加人数:約140名
(1)大徳校下
(意見)市は、古紙の資源化が重要といいながらも、スーパー、古紙業者、市民団体などに丸投げするだけで、自ら手を汚さない。
(市長)本市は、これまでも町会、婦人会などと連携し、・コミュニティでまちづくりを行ってきた。そのため、この歴史のある活動を大切にし、地域活動を充実していきたいと考えており、古紙の集団回収の奨励金の増額などにより、制度の充実を図っていきたい。
(意見)集団回収でダンボールを回収してくれない。
(リ課長)これまで、古紙業者がダンボールを拒否する事例が見受けられたが、今後回収を行うよう古紙組合と協議を行った。
(2)金石町校下
(意見)有料化を行わなくても、拡大生産者責任を課し、減量化・資源化を進めていく方法があるのでは?
(市長)これまでも様々な施策に取り組み、頑張ってきているが、なかなか効果が見られなく、次の具体的な話をしないと先に進まないため、現在、有料化を提案させていただいている。拡大生産者責任については、全国都市清掃会議等の場を通じて国に制度強化を訴えており、今後も引き続き要望していく。
(意見)年金生活で苦しい。有料化は住民サービスの切り捨てである。
(市長)少しでも負担をかけたくないという思いの中、全国の事例などを調査し、1リットル1円に行き着いた。住民への負担をかけることは心苦しいと考えるが、子や孫の世代負担のためにお願いをしている。
(意見)有料化より分別の徹底をPRすべきである。
(局長)今後、町会等説明会や大学や不動産業者などを通じて資源ごみの分別の徹底を周知していく。
(意見)大津市は、減量プランを実施し、ごみ量を減らし、有料化を白紙にした。見倣うべきである。
(リ課長)大津市は、本来、市が行うべきでない産業廃棄物の処理も併せて行っており、これを廃止したことにより、ごみ量が減少したと聞いており、本市とは状況が異なる。
(意見)新幹線開業による事業系ごみの増加は?
(り課長)昨年度一年間で、約3%の見込み。
(意見)町会等説明会を実施するのか?
(り課長)今後、校下、町会等を対象に説明会を実施していく。
(市長)説明会でなくても、手紙、FAX、電子メール、プログ等で意見を言っていただければ、私か担当課から必ず返事を差し上げる。
(3)西校下
(意見)説明会などに来ない方々の不適正排出が多い。
(市長)町会のほか、大学や不動産業者などにも説明を行い、マナーの徹底をお願いしていくとともに、商工会議所や各種団体などを通して、事業者の社員などにも伝わるようにしていきたい。
(意見)有料化は致し方ないが、実施するなら、戸別収集を行うべきである。
(局長)北海道大学が、札幌市内の事例を研究しており、収集経費が3~4倍増加するとの報告がなされている。札幌市に比べ、本市は、細い路地も多く収集車が入っていけないため、物理的にも全戸収集は困難であると考えている。これまで、リサイクル推進課の分別指導係が約900箇所のステーションでごみの分け方や出し方の指導を行い、約100箇所で改善が見られており、今後も個々の現場の状況を見ながら、ステーション指導を強化していく。
(4)金石町校下
(意見)審議会のメンバーは有識者など裕福な人ばかりで、低所得者の意見が届かない。
(市長)このような説明会やステーションの現場などで様々な方の声を聴きながら真摯に取り組んでいる。
(意見)手数料収入額、内訳、使用用途は?
(リ課長)手数料収入は約4億円であり、袋の製造に約1.5億円、流通に約0.4億円、残りの約2億円を環境施策に使用する試算である。
(意見)実施するなら、戸別収集を行うべきである。
(市長)先ほどお話ししたとおり、実施は困難であるが、もし、実施した場合、手数料は皆様に提示できないくらいの高額になると予想される。
(5)大徳校下
(意見)資源化推進のために古紙のステーション回収を行うべきである。
(リ課長)地域コミュニティの醸成の観点から、古紙の集団回収を奨励している。昨年度実施した古紙回収モデル10町会のうち、3町会で引き続きステーション等を活用し、古紙の集団回収を実施しており、このような方法も有効な手段と考えている。
(市長)古紙のステーション回収も1つの方法であるが、その場合、経費増加は避けられない。それを実施するのであれば、環境教育にもなり、地域団体の活動資金にもなる集団回収を充実させた方が、まちづくりの方向性として正しいと考えている。
(意見)ごみ量が減少しているのに、なぜ有料化を実施する必要があるのか?
(リ課長)ごみ処理は、現状のごみ量やごみ質だけを考えるのではなく、5年先、10年先、20年先の将来を見据えて対応していかなければならないため、将来にわたりごみを減量させていかなければならない。家庭ごみの有料化は、減量化・資源化の1つの手段として提案させていただいている。
第8回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月22日(日)18:30~20:00
場所:森本市民センター
対象校下:森本、花園、湖南、薬師谷、三谷
参加人数:約90名
(1)三谷校下
(意見)ごみ袋が5種類用意されているが、多すぎるのではないか?
(リ課長)単身世帯から大世帯まで様々な世帯に対応できるよう、近年は、3~5種類を準備する自治体がほとんどである。多くの種類を用意することで、小さい袋に移行しようと減量化意識が働く効果がある。
(意見)県内の袋と比較して割高のような感じがする。
(意見)県内のほとんどの自治体は、1円/リットルの手数料水準である。
(2)校下不明
(意見)紙おむつの出し方は決まっているのか?
(リ課長)これまでどおり半透明のごみ袋に入れて出していただくことを考えている。なお、中身が見えて、気になる方は、新聞紙等にくるんだおむつを半透明袋に入れ、「おむつ」と表示していただくことも可能である。
(意見)容プラは、きれいに洗うことで分別可能となるが、お湯などのエネルギーを消費することになる。分別をどこで線引きをすればよいのか?
(リ課長)ひと洗いして汚れのとれるものは容プラとして分別排出していただきたい。なお、マヨネーズのチューブなど汚れがこびりついたものは、燃やすごみでお願いしたい。
(意見)自転車など大きい埋立ごみは、・袋に入らない。
(リ課長)自転車は、金属ごみであり、埋立ごみには該当しない。通常の埋立ごみは、ガラスや陶磁器などであり、ゴルフバックなどの大きいものについては、45リットルの袋を結びつけるなどして排出していただくことを考えている。
(3)森本校下
(意見)有料化はいつから実施するのか?
(市長)まったく決まっていない。まちづくりミーティングを行った後、町会や婦人会でおおむねご理解をいただくまで、校下単位等で説明を行っていく。
(意見)ごみ袋の買いだめがあるため、移行期間があると助かる。
(局長)有料化の実施日が決まったら、その日からすべて指定袋を使用していただくことになる。なお、家に残っているごみ袋については、資源ごみ等の排出の際に利用してほしい。
(4)校下不明
(意見)防犯灯のLED化は有料化の基金でないと実施できないのか?
(市長)現在の防犯灯LED化の年間予算には限りがあるため、この基金を利用し、市内で一斉に取り組みたい。
(意見)町会が管理しているごみステーションのあり方についての市の考え方は?
(局長)違反ごみについては、今まで以上にごみステーションのパトロール強化を行い、改善が見られない場合には、開封調査や排出者指導を行う。町会の皆様と相談しながら、ステーション管理について考えていきたい。
(意見)私有地を有料で借りてごみステーションを設置しているが、有料化実施時には、助成をしてもらえないのか?
(局長)私有地の借り上げ等については助成を行う予定がないが、ごみステーション設置機材についでは有料化にあわせ、助成を行うことを考えている。
(5)森本校下
(意見)民間委託が進んでいるためか収集時間の遅延やカラスネットの片付けが雑になった。
(リ課長)毎年、収集ルートを見直しているため、地域によっては、収集時間が変更となる場合がある。委託業者については、業者をランク付けし、委託職員の教育を徹底するなどレベルの向上を図ることを考えており、市民の皆様が不愉快な気持ちにならないよう気をつけてまいりたい。
(市長)メディアが取り上げているためか職員の数を減らすことが正しいという風潮がある。避けられない課題であるが、行政改革は、職員を減らすことだけではない。無駄をなくすことは大事であるが、行政として責任を持ってやらなければならない仕事もあるため、それを徹底することによりしっかりとした行政サービスを確保していく。
(意見)現状45リットルのごみ袋を使用している方が多いが、袋の種類についてどう考えているのか?
(リ課長)ごみを減らそうとする意識により、ごみ袋を小さくするようになるため、5~45リットルの5種類のごみ袋を考えている。
(6)薬師谷校下
(意見)年間40億円の経費がどれくらい下がるのか?
(リ課長)3億円程度と見込んでおり、削減分は教育や福祉施策に使用することが可能となる。
(7)校下不明
(意見)循環型社会の形成に向け、海外の状況にも目を向けているのか?
(リ課長)環境については、ドイツが最先端であり、拡大生産者責任制度が確立されている。ただし、製造・流通等は、金沢市内では完結しないことから、国としての取り組みが必要となる。拡大生産者責任については、全国都市清掃会議等の場を通じて国に制度強化を訴えており、今後も引き続き要望していく。
(市長)ドイツのフライブルクを視察した野、環境都市としては最先端であったが、ごみ処理に関しては、日本が最先端であることを感じた。
(意見)ごみの予算の話はあったが、市予算全体としてどうなのか?
(市長)本日の予算の説明については、大部分を省略したため、また違う場で説明をさせていただきたい。
(意見)有料化を推進するのもわかるが、民間感覚でお願いしたい。
(市長)民間の発想も大事であるが、行政として責任をもたなければならない部分もあるので、峻別しながらしっかりと対応していく。
(8)三谷校下
(意見)近隣にスーパーやコンビニもないため、ごみ袋を買うのが大変である。生協などでの販売を考えているのか?
(リ課長)スーパーやコンビニのほか、公民館や生協などでも登録していただければ、販売することは可能である。
第9回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月29日(日)18:30~20:00
場所:金沢美術工芸大学
対象校下:小立野 崎浦 内川 犀川 湯涌 田上 東浅川 俵 医王山
参加人数:約140名
(1)崎浦校下
(意見)新潟アルビレックスのように地域のスポーツクラブの名称を統一し、金沢ブランドとして発信していった方が良いのでは?
(市長)ツェーゲンやミリオンスターズは、別会社であるため、行政が間に入ることは難しいが、連携を密にしながら協力していきたい。
(意見)学校の部活動に関して、先生の負担が多いため、地域クラブとの連携を考えるべきでは?
(市長)地域クラブとの連携よりも、先生方をどのようにバックアップしていくかを考えていくことが大事である。
(意見)公園の使用申請等をweb申請できるようにしてほしい。
(市長)体育館使用申請等でweb申請できるようになってきており、今後、その方向性で進めていく。
(意見)有料化によるごみ減量のメカニズムや実績は?
(リ課長)ごみ袋にお金がかかるため、減量化意識が働き、先行導入都市では、導入5年後に、ごみ量が平均約14%減少している実績がある。
(意見)導入後に定期的検証を行うのか?
(リ課長)導入後は、定期的に検証を行い、必要な施策を講じていく。
(意見)説明会など制度の周知に関して、いくら費用がかかるのか?
(リ課長)もし導入が決まれば、10ケ月以上かけて周知を行っていくため、人件費やパンフレット等で費用がかかるが、頻度等が決まっていないため、費用は決まっていない。
(2)崎浦校下
(意見)町会長はごみ問題で困っている。違反ごみに対する市の対応は?特に留学生など外国人への対応は?
(局長)これまでも、ごみを間違って出した人に気づいていだたくため、イエローシールを貼って、一定期間、ステーションに置かせていただいているが、衛生上問題があると思われる場合には、あらかじめ町会に配布する「ボランティア清掃ごみ袋」を活用していただきたい。不適正排出の改善がみられない場合には、町会の皆さんと協議し、また、警察と連携しながら、市で開封調査やステーション指導を行うなど、町会の負担が増えないよう、市が責任を持って対応していきたい。留学生については、大学や不動産業者を通じて説明を行っていく。
(意見)留学生は制度を知らない場合が多いため、特にアパート管理者に説明を行っていってほしい。
(市長)しっかりと対応を行う。
(意見)ごみ問題に関しては、市がしてくれる、誰かがしてくれるということではなく、自分らの町会は自分らで守ることが基本だと思う。市が何でも行うという説明をし、市が下手に出るのは間違いであり、自分らでやりましょうとみんなの問題にすることが大事である。
(市長)子や孫の世代の負担軽減のために、良いまち、きれいなまちのために地域の皆様と連携をしてやらなければいけない問題である。
(3)犀川校下
(意見)不適正排出・不法投棄対策として戸別収集を行うべきである。
(リ課長)北海道大学が、札幌市内の事例を研究しており、収集経費が3~4倍増加するとの報告がなされている。札幌市に比べ、本市は、細い路地も多く収集車が入っていけないため、物理的にも全戸収集は困難であると考えている。
(4)田上校下
(意見)ボランティア清掃ごみ袋の活用とあるが、町会に負担を負わすのか?
(局長)市から事前に配布したボランティア清掃ごみ袋を利用することは1つの手法である。悪質な違反ごみが排出されるごみステーションについては、町会のご負担にならないよう市がパトロールを行い、警察と連携して対応していく。
(意見)違反ごみについては町会が対処しており、ごみステーションの管理について、奨励金の交付を考えてほしい。
(局長)先行都市では、パトロールの強化や町会の皆様と相談しながら対応していくことにより、違反ごみはなくならていったと聞いている。個々のステーションの状況を把握することが大事であると考えているため、違反ごみがあった場合は、相談していただきたい。
(市長)町会の皆様と力をあわせながら一緒にまちを作っていかなければならないと考えている。町会の負担にならないよう限られた予算の中で、対応していきたい。
(5)湯涌校下
(意見)不法投棄対策員として不法投棄を市に連絡しても、処理してもらえていない場合がある。有料化を実施し、不法投棄が増えた際には確実に対処してほしい。
(局長)未処理の案件については、個別に対応させていただく。不法投棄に対しては、未然防止が第一と考えており、不法投棄防止ネットワークとの連携を強化し、早期発見、早期対処を行っていく。
(市長)不法投棄の処理に関しては、人手や予算の都合上、すぐに対処できない場合があるが、早期対処できるよう努めていく。
(6)東浅川校下
(意見)平成27年度に発行した3年間保全版のごみの分け方・出し方パンフレットと、今年度配布した地区別収集カレンダーの内容に一部重複部分があり、無駄である。公費を大事に使ってほしい。
(リ課長)前年度に、ごみの分け方・出し方の一覧表を冷蔵庫に貼りたいという意見が多くあったため、今年度はこのような形となった。パンフレットに関しては、様々なご意見やご要望をいただいており、見直しを行いながら作成している。
(7)小立野校下
(意見)有料化に関しての質問はどこに行えばよいのか?
(局長)ご意見やご要望があれば、リサイクル推進課まで連絡してほしい。
(市長)市長に直接意見を言いたい場合は、メール等で私までご連絡いただければ、回答させていただく。
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2012年度の分別方法の変更について、市長は「当時の職員の説明が不充分」と釈明している(1頁)が、新西部クリーンセンターがプラゴミを含めて焼却するサーマルリサイクル方式をとっているので、むしろ積極的にプラゴミを混入させていたのである。すなわち分別、ゴミ減量は二の次にしていたのであり、本来は新施設を導入したトップの責任でありながら、職員の「説明不足」に責任転化したのである。
市長は、有料化の理由・根拠として、「将来の世代に負担をかけないため(3頁)」「5年先、10年先、20年先の将来を見すえて(25頁)」「子や孫の世代の負担軽減のため(31頁)」などと、くりかえし説明しているが、次世代のためならば金銭負担無しの政策選択をすべきである。市長が本気で「次世代のために」というならば、金沢市は北陸電力の大株主であり、北電に「原発廃炉」を提案すべきなのである。
「新幹線開業によって、事業系ゴミが1年間で3%増加の見込み(23頁)」と報告されている。6/21「北陸中日新聞」には「家庭系ごみは横ばいながら、事業系ゴミが前年度比3.2%増」と報道されているとおり、金沢市のゴミ問題は事業系ゴミにある事は明確である。
9回のまちづくりミーティングを開催し、今後も各町内会に説明すると言っているが、市長は「最後には、私市長が政治家として判断(20頁)」すると、市民の意見・意思を無視する姿勢には変わりがない。
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第1回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月9日(土)18:30~20:30
場所:教育プラザ富樫
対象校下:野町、弥生、中村町、十一屋、泉野、長坂台、新竪町、菊川
(1)泉校下
(意見)金沢大学寮跡地を文教施設に使用する考えがあるのか。
(市長)泉小学校・中学校の学校施設として使用したい。
(2)新竪町校下
(意見)集団回収で段ボールを持って行ってもらえず、ごみステーションに出されていることが多い。
(り課長)回収業者は、これまで段ボールを拒否する実態があったが、古紙組合に今後は段ボールも回収するよう要請し、了承を得ている。ごみステーションに出されないよう、集団回収奨励金の増額や資源回収拠点の増設など古紙の資源化に取り組みやすい環境づくりに努めていく。
(3)野町校下
(意見)古紙を一時保管できる建物や倉庫があれば、古紙の集団回収に取り組みやすいため、市からの補助をお顔いしたい。
(り課長)地域の住民が古紙を出しやすいよう、拠点型集団回収をこれから考えていく。また、補助制度についても今後考えていく。
(意見)平成24年度の分別方法の変更により、容プラの分別意識が低下したので、有料化と併せて容プラの分別の徹底に力をいれてほしい。
(市長)当時の職員の説明が不十分であり申し訳ない。今後の説明会では、容プラの分別の周知徹底に努める。
(4)新竪町校下
(意見)政治家山野之義として、信念を問う。
(市長)ごみに対する意識を高めていく。将来の世代の負担を軽減していく。これについては、政治家として強い想いを持っている。
(意見)使途をLEDに利用することを挙げているが、環境保全に直接関係しない施策への活用を認めれば、際限なく用途が広がる。
(市長)その都度、丁寧に説明をし、ご理解をいただきながら、取り組んでいく。
(局長)防犯灯のLED化は、環境負荷の低減につながる1つの提案である。防犯灯をLED化することにより、寿命が5倍伸び、料金が半分となる。現在も、防犯灯のLED化を行っているが、現在のペースでは40年かかるため、XSCO事業を利用し、市内全域の防犯灯を一括交換し、環境負荷の低減につなげていきたい。
(5)泉野校下
(意見)収入は約4億円と想定できるが、パンフレットの使途に利用されるのか。
(り課長)収入の半分は、袋の製造・流通等に使用し、残りの半分を使途に利用する。
(意見)紙おむつは無料で半透明袋を使用とのことであるが、違反物を混ぜる人もいるだろう。回収されない違反ごみに生ごみが含まれていると、夏場は、臭い、虫、カラスなどで町会としては困る。
(り課長)現在も違反ごみは、イエローシールを貼付し、排出した人に警告するため、取り残しを行っているが、次回、分別されていれば、回収を行っている。違反ごみの対応については、ボランティア袋の活用を考えている。
(6)中村町校下
(意見)市議の報酬が引き上げられることには納得がいかない。
(市長)議員定数を削減してきており、県から市への権限移譲により事務・量も増えていることなどから、報酬の引き上げは、審議会で了承いただいたものである。
(7)中村町校下
(意見)有料化には賛成であるが、有料の指定ごみ袋と無料の半透明袋が混在すると市民が混乱する。すべてのごみを、有料の指定ごみ袋とし、負担軽減については、別の援助を考えてはどうか。
(り課長)別の援助方法を採用する場合、手間とコストがかかるため、現時点では困難である。おむつなどは、人に見られたくない場合もあるため、関係団体と協議をしていきたい。
(市長)この件については、宿題とさせていただきたい。
(8)泉野校下
(意見)全国の導入率の割合は。
(り課長)平成27年4月段階で、全国では63%、政令市では45%、中核市では24%、県内では79%となっている。
(市長)他の自治体がやっているから、本市も検討しているわけではなく、将来の世代のための負担軽減から、検討を行っている。
(9)十一屋校下
(意見)十一屋は貧困家庭が多いため、通常の人口比等だけではなく、それらを考慮した施策を行ってほしい。
(市長)行政は、公平公正の立場で、業務を行わなければならず、どこまでが貧困なのかという線引きを行うことは難しく、その点をご理解いただきたい。
(10)長坂台校下
(意見)ふれあい収集を実施するのか。
(り課長)今後、社会福祉協議会等とも協議をしながら、対象者を選定するとともに、まずモデル地区で実施を行い、課題を洗い出しながら、段階的に拡大していきたい。
(11)十一屋校下
(意見)シュレッダーごみは再利用できず、燃やすごみに出されていることから、個人情報が含まれている書類を処分できる施設(受け皿)があれば、資源化が進む。
(り課長)持込みすれば、その場で、個人情報の漏えいを危倶せず、再生処分できる古紙業者もおり、また、再生利用できる新技術のシュレッダーも開発されてきている。新たな技術や再生方法については、今後、周知に努めたい。
(市長)この間題については、全国市長会を通じて、働きかけていきたい。また、再生利用方法等については、古紙業者と研究していく。
(12)長坂台校下
(意見)車からのポイ捨て等の不法投棄が多い。
(り課長)各地区の廃棄物対策推進員や運送業などと結成している不法投棄防止ネットワークの連絡網により、不法投棄を見つけたら、連絡してくれるシステムを構築し、不法投棄に対処しており、今後も強化していきたい。
第2回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月10日(日)18:30~20:30
場所:玉川こども図書館
対象校下:材木、味噌蔵町、長町、松ヶ枝、長土塀、芳斉、此花、瓢箪
(1)兼六校下
(意見)有料化後の手数料が年4,000円の負担だけと軽い言い方をするが、消費税の値上げもあり、負担が厳しい人もいるのではないか。
(市長)言い方の問題で気分を害したのなら謝罪させていただく。将来の世代に負担をかけないためにも、苦渋の思いで申し上げている。
(意見)不適正排出に対して対策を講じるつもりはあるのか。
(局長)不適正排出に対しては真筆に取り組むつもりである。分別については、分別指導グループ等により率先して現地に出向いて分別の指導を行い、ごみ出しマナーの向上に努める。
(2)味噌蔵校下
(意見)資源回収奨励金とあるが、これを手数料に充て、手数料を下げることで市民の負担を減らすべきだ。
(リ課長)将来の循環可能なごみ処理体制を築くためにも資源回収を増やす施策は必要である。また有料化制度は手数料を欲しているのではなく、ごみの減量化・資源化を図るために行う施策である。
(意見)指定袋の販売手数料を店舗に支払うのであれば、公民館等の市の施設でのみ指定袋を販売し、手数料を下げるべきである。
(市長)現実問題、市の施設のみの販売で、全市民に袋を行き渡らすことは難しい。
(3)材木校下
(意見)具体的に減量化の運動をしていないのに、いきなり有料化というのは唐突では無いか。
(市長)減量化については、婦人会等の各団体の協力も得ながら、様々な取組を行ってきた。その上で効果が見られないことから有料化という施策を検討しており、決して唐突ではない。
(4)材木校下
(意見)有料化となれば、手数料がかかることでごみを捨てる権利が発生することになり、町会に加入していない世帯へ抵抗(注:意味不明)できない。対策は考えているのか。
(り課長)アパート、マンションなどの町会に加入していない世帯に対しても分別方法等について周知を行う。また、学生に対しても、大学等に出向き、ごみの分別の説明会を行っている。今後も分別指導グループ等による指導を強化する。
(意見)人口減少により金沢市の人口が35万人に減ると言われているが、人口減少に対して対策は考えているのか。
(市長)人口減少は避けられないが、懸念すべき事項であり、入口減少に対する施策に取り組んで行くつもりである。
(意見)LRTの導入をするとなっているが、これは必要なのか。
(市長)LRTの導入は検討中であり決定したわけではない。今年度に有識者により検討会を開催し、慎重に判断していく。
(意見)金沢市の負債2,200億円というのは、市民1人当たり91万円と大きい負債である。いつ、どのように完済していくのか問いたい。
(市長)借金があることが良いとは言わないが、市民に安定したサービスを供給するためにも投資は必要であると考えている。
(5)瓢箪校下
(意見)ごみを減量する云々ではなく、ごみを資源化することが大切である。内灘町で実施しているような生ごみを資源化する取り組みが必要なのでは。また、有料化の導入により、他都市ではごみが減量したのか問う。
(市長)おっしゃるとおりである。現在も生ごみの資源化に取り組んでいるが、今後もより一層、資源化に取り組んでいきたい。
(リ課長)1リッター1円で有料化を導入した場合、5年後で平均14%減となっている。
(6)材木校下
(意見)他地区からごみの廃棄をする人がいる。事業系ごみの対応についても、より視野を広げて対応していただきたい。町会役員の高齢化問題もあり、町会の負担が重く、ごみ処理の対応まで任されると対応しきれない。今一度、検討していただきたい。
(局長)町会に迷惑をかけているのは事実である。悪質な案件は市職員、警察と連携し、対応していきたい。
(リ課長)事業系ごみは、許可業者が処理を行うため、ごみステーションに事業系ごみがある場合は、業者に報告のうえ、今後とも指導を続けていく。
(7)芳斉校下
(意見)処理費用に対して、出口で徴収するよりも入口で徴収した方がよいのでは。
(市長)全国市長会、全国都市清掃会議の場でも国に訴えているところであり、今後も継続して取り組んでいきたい。
第3回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月16日(土)18:30~20:30
場所:ものづくり会館
対象校下:諸江、浅野川、鞍月、粟崎、川北、大浦
参加人数:約120名
(1)鞍月校下
(意見)有料化せずに減量化している自治体もある。
(市長)これまで、減量化や資源化が進んできたのは地域の力である。しかし、今後、一段の取り組みが必要な状況である。
(意見)不適正排出や不法投棄が増える。
(局長)分別指導係を設置し、違反ごみに困っている所のパトロールや指導を行っており、有料化に際しては、開封調査を行うなど体制を強化してまいりたい。また、町会の負担にならないよう違反ごみに対してはボランティアごみ袋の活用を考えている。不法投棄は犯罪であり、警察と連携しながら対応を行っていく。
(意見)古紙のごみステーション回収を行ってほしい。
(局長)本市では、集団回収を奨励しており、今後、PTA、子供会等のほか、町会に団体登録していただけるよう古紙業者とも連携しながら取り組んでいく。
(意見)収入を得ても、何に使ったかわからなくなるのでは?
(局長)手数料の使い道については、透明性を確保し、情報公開を行っていく。
(2)諸江校下
(意見)3から4月は、引っ越し等でアパートから冷蔵庫・洗濯機等の違反ごみがだされ、町会で処理を行っている。
(り課長)家電4品目については、市で収集できないものであるため、国の決めたルートで処理をお願いしたい。今年度から、不動産会社を通して、引っ越し者に引っ越しごみの際のごみ処分方法のチラシを配布する取り組みを行っており、今後、拡充してまいりたい。
(市長)今後、事業系ごみの手数料の値上げも行っていくため、その説明の際には、商工会議所や経済同友会を通じて、事業所職員の転勤の際に、適正な処理をするよう周知していく。また、金沢大学においては、卒業生の家電等を新入生に販売するリユース市を開催しており、他の大学にも広げてまいりたい。
(意見)指定ごみ袋になると、何でもだしてもよいということになるのでは?
(リ課長)何でもだしてもよいということにはならず、違反ごみであれば、今の半透明ごみ袋と同じく、シールを貼付後、取り残しを行うことにより、排出者に間違いを理解してもらう。
(意見)戸別収集をしてほしい。
(リ課長)他都市のシミュレーションでは収集経費が3.5倍増となる報告もあり、また、本市では、細い路地も多く、物理的にも困難と考えている。
(3)粟崎校下
(意見)農家が出荷の際に使用する段ボールは過剰包装か?
(市長)生産者が良いものを届けるために使用するものについては、過剰包装ではないと考えている。
(リ課長)生産者の意識改革とは、消費者がばら売り等を利用するなど行動を変えるきっかけをつかむことで、生産者もそれに応じた製品提供を行うようになることである。
(4)鞍月校下
(意見)監視カメラは、すべてのステーションに設置してくれるのか?また、だれが管理するのか?
(リ課長)監視カメラの主な使用先は不法投棄であるが、違反ごみが多く悩んでいるステーションには貸し出しを行っている事例もある。監視カメラは、個人情報が含まれているため、管理は市で行うことになる。
(意見)いつからやるのか?
(市長)まったく決まっていない。まちづくりミーティングを行った後、町会や婦人会でおおむねご理解をいただくまで、校下単位等で説明を行っていく。
(5)粟崎校下
(意見)生ごみリサイクル循環システムの現状は?
(リ課長)堆肥回収量は増加しており、現在、社会福祉法人の畑で使用しているが、今後、花壇等にも活用できるよう使用先を拡充してまいりたい。
(市長)東原地区ではNPO法人くくのちが、生ごみ堆肥を作って、地域で活用している事例もある。
(意見)うまくいくのであれば、市民農園等でも使用していってもらいたい。
第4回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月17日(日)18:30~20:30
場所:元町福祉健康センター
対象校下:馬場、浅野町、森山、小坂、千坂、夕日寺
参加人数:約120名
(1)千坂校下
(意見)エネルギーセンターでの焼却温度は?
(リ課長)800℃以上で焼却を行っている。
(意見)手数料は地域にばらまくよりも、ごみ処理経費に使用する方がよい。
(市長)環境施策として使用する。なお、透明性を確保し、情報公開を行っていく。
(2)浅野町校下
(意見)オリンピックのキャンプ地として誘致するのか?
(市長)最新鋭設備のプールを建設しており、複数の国に働きかけている。
(意見)分別のマナーが悪いため、分別の徹底を周知していほしい。
(局長)アパート、マンション等には改めて説明を行っていく。また、リサイクル推進課にある分別指導係が現場で分別指導を行っていることから、お困りの際には、個別に相談をいただきたい。
(意見)袋に入らないごみの対応は?
(リ課長)一番大きい45Lの袋を張り付けていただくことを考えている。
(意見)電気式生ごみ処理機の価格は?
(リ課長)5~6万円程度である。
(3)馬場校下
(意見)家電リサイクル品はステーションに出されるとレッドシールを貼付され、最終的に町会が処分費を払って処分を行っているが、有料化の際の市の方針は?
(リ課長)有料化の際にも同様の流れになるが、個別にリサイクル推進課に相談していただきたい。
(市長)引っ越しごみに違反ごみが多く、今後、事業系ごみの手数料の値上げも行っていくため、その説明の際には、商工会議所や経済同友会を通じて、事業所職員の転勤の際に、適正な処理をするよう周知していく。また、金沢大学においては、卒業生の家電等を新入生に販売するリユース市を開催しており、他の大学にも広げてまいりたい。
(4)千坂校下
(意見)ごみ袋が有料化されれば、町会に入らなくてもよいと考える人が増えるのではないか?
(市長)転入者に対しては、パンフレットを配布し、加入するよう周知を行っているところであり、今後、対策を強化していきたい。
(意見)通勤途中に捨てていく方もおり、違反ごみの場合、取り残されるため、生ごみだと臭いやカラス問題で苦慮することが予想される。
(局長)違反ごみに対し即座に対処するのが市の責務であり、間に合わない場合は、町会に無料配布するボランティアごみ袋で対応をお願いしたいと考えている。
(意見)監視カメラをすべてのステーションに設置するのか?
(局長)監視カメラの主な使用先は不法投棄であるが、違反ごみが多く悩んでいるステーションには貸し出しを行っている事例もある。悪質な違反ごみについては、市が責任を持って開封し、排出者に対して指導を行う。
(5)夕日寺校下
(意見)有料化するなら、住民投票をすべきである。
(市長)住民投票は考えていない。理解していただくよう丁寧な説明を行っていき、最後は市長が導入の判断を行う。
(意見)古紙のごみステーション回収を行えば、資源化率は上がる。
(リ課長)本市では、地域の絆が深まり、環境教育にもなる集団回収を奨励しており、今後、PTA、子供会等のほか、町会に団体登録していただけるよう古紙業者とも連携しながら取り組んでいく。
(6)小坂校下
(意見)有料化の対象外のものは?
(り課長)排泄管理支援用具、腹膜透析バッグ、勢定枝、落ち葉、草花。
(意見)レジ袋の使用用途がなくなる?
(り課長)資源ごみや負担軽減措置ごみの排出の際に利用してほしい。
(意見)家庭菜園のごみは有料化か?
(り課長)野菜の実は有料化の対象になると考えている。
(軍見)容プラの置き場が狭く、資源化率が上がると置き場に困る。
(り課長)ごみステーションの機材設置補助も考えており、場所の問題については、今後、対策を考えていきたい。
(意見)LEDの交換は年に3~4灯程度しかしてもらえないため、メリットがない。
(り課長)有料化するのであれば、市内街灯を一気にLED化する予定である。
第5回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年4月23日(土)18:30~20:30
場所:西部環境エネルギーセンター
対象校下:米丸、新神田、押野、西南部、三和
参加人数:約100名
(1)三和校下
(意見)違反ごみが増え、立ち番の負担が大きくなるのでは?
(局長)違反ごみについては、現在と同様、シールを貼付し、取り残しを行うことにより、排出者に間違いを理解してもらうが、最終的には、市が責任を持って収集する。また、町会の負担にならないよう違反ごみに対してはボランティアごみ袋の活用を考えている。
悪質な違反ごみに対しては、開封調査を行うなど体制を強化していきたい。
(意見)販売店に手数料が入るのか?
(リ課長)先行自治体では、販売価格の10%が販売店に、残りの90%は市に入る事例がある。可能な限り、販売店の手数料を抑え、有効に活用していきたい。
(意見)ごみ袋の大きさがわからない。
(リ課長)導入前には、実際の大きさを把握していただくため、お試し袋を何種類か配布することを考えている。
(意見)手数料は東部環境エネルギーセンターの建設費に充てるのか?
(リ課長)建設費に充てず、町会等への支援の強化や環境負荷の低減施策などに使用することを考えている。
(意見)家に残っているレジ袋がごみになる。
(市長)本市では、スーパー等とレジ袋大幅削減協定を結んでおり、約9割の方が、マイバックを利用していると聞いている。市民の方々には、引き続き、レジ袋の削減に努めていってもらいたい。なお、家に残っているレジ袋については、資源ごみの排出の際に利用してほしい。
(2)三和校下
(意見)有料化になると、違反ごみが増え、燃やすごみにも立ち番が必要になるのでは?
(局長)分別の徹底や違反ごみ防止のため、立ち番にご協力いただいているが、立ち番は強制ではない。現在、リサイクル推進課にある分別指導係がごみステーションで分別指導を行っており、今後も町会の負担が増えないよう、市が個々に現場の状況を見て対処していきたい。
(市長)立ち番は強制ではないため、地域の中で話し合いながら、より良い形にしていってほしい。
(意見)婦人会として、ダンボールコンポストの講座を開催するなど、生ごみの減量化に取り組んでいる。
(市長)今後も婦人会や市民団体などからお力添えをいただいて、生ごみの減量化に取り組んでいきたい。
(3)押野校下
(意見)十分な周知期間とあるが、この説明会も周知期間に入るのか?
(市長)現在は、本市の基本的考え方を説明している段階であり、あくまでも条例改正を行ってから10ケ月以上の周知期間を設けるという意味である。
(意見)現在、防犯灯のLED化は1町会4灯程度であるが、今後、どうなっていくのか?
(局長)現在、市内38,600の防犯灯のうちの約14%の5,400灯がLED化されている。今後、有料化の手数料を活用して、残りの防犯灯を一括してLED化することを考えている。
(4)三和校下
(意見)ごみの分け方・出し方の外国語パンフレットを公民館にも配置してほしい。
(リ課長)承った。
(意見)現在、外国語パンフレットは、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語となっているが、最近ベトナム人が多いことから、ベトナム語を追加してほしい。
(リ課長)今後、研究していく。
(5)米丸校下
(意見)ごみ袋を買わせるという方法よりも、森林環境税のように税金を上乗せする方法の方がよいのでは?
(市長)税金の上乗せの場合、お金がかかっていることを実感できず、減量化効果が働かないことが考えられるため、インセンティブがより働く指定ごみ袋制を提案している。
(意見)町会の負担が増えることが予想されるため、違反ごみ・不法投棄が出ないような制度を構築してほしい。
(局長)先行自治体の例を参考にしながら、対策を講じていく。先行自治体では、導入当初は、違反ごみがあったが、制度が定着することにより、なくなったと聞いている。十分な周知期間の中でご理解を深めていただくとともに、違反ごみについては、個々のごみステーションで町会の皆さんと話し合いながら対応していきたい。
(6)校下不明
(意見)日本国外の例も検討したのか?
(リ課長)環境については、ドイツが最先端であり、拡大生産者責任制度が確立されている。ただし、製造・流通等は、金沢市内では完結しないことから、国としての取り組みが必要となる。
(市長)国の基本的方針の枠内で行わなければならないが、その中で精いっぱいの工夫をしながら行っていきたい。拡大製造者責任に関しては、ヨーロッパが進んでいるが、最終処分に関しては、日本が最先端であることを環境都市であるドイツのフライブルクを視察した際に感じた。
(意見)世界のごみ処理の中で、この方法が一番良いと思うのであれば、進めていけばよい。市民の理解をいただき、あまり負担のかからない方法で取り組んでいってほしい。
第6回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月14日(土)18:30~20:10
場所:教育プラザ富樫
対象校下:三馬、米泉、富樫、伏見台、額、四十万、扇台
参加人数:約140名
(1)伏見台校下
(意見)町会の説明会を行う際には、若者にも説明が行き届くようにしてほしい。
(市長)大学にも説明を行っていくとともに、商工会議所や各種団体などを通して、若者にも伝わるようにしていきたい。
(意見)不適正処理の強化をしてほしい。
(局長)アパート・マンションは、不動産業者や様々な場を通じて説明を行っていく。これまで、リサイクル推進課の分別指導係が約900箇所のステーションでごみの分け方や出し方の指導を行い、約100箇所で改善が見られており、今後も個々の現場の状況を見ながら、ステーション指導を強化していく。
(意見)ふれあい収集をどのように進めていくのか?
(リ課長)第一原則として、地域の共助の得られない方を対象と考えており、今後、社会福祉協議会等と協議しながら、対象者の選定等の課題を整理し、まずは、モデル地区で実施した上で、段階的に拡大していきたい。
(2)富樫校下
(意見)有料化は評価するが、金沢方式による地元負担が大きい。
(市長)本市は、金沢方式により全国にも誇れるくらいコミュニティが充実している。時代の流れもあるので、地元負担が少なくなるよう工夫をしていきたい。
(意見)富樫校下の避難場所の選定がおかしい。
(市長)避難場所の選定は、地域内で行われているため、地域の中でよく話し合っていってほしい。
(意見)住民投票をすべきである。
(市長)統治機構改革のテーマであればあり得ると考えるが、このようなテーマは、住民投票のテーマではなく、市民と意見交換をして積み重ねていくものと考えている。
(3)三馬校下
(意見)有料化を行わなくても、拡大生産者責任を課し、減量化・資源化を進めていく方法があるのでは?
(市長)これまでも様々な施策に取り組み、頑張ってきているが、なかなか効果が見られなく、次の具体的な話をしないと先に進まないため、現在、有料化を提案させていただいている。拡大生産者責任については、全国都市清掃会議等の場を通じて国に制度強化を訴えており、今後も引き続き要望していく。住民への負担をかけることは心苦しいと考えるが、子や孫の世代負担のためにお願いをしている。
(4)四十万校下
(意見)有料化はやむを得ないが、ステーションの場所の選定等で苦労していることを理解いただきたい。
(リ課長)ステーションの選定でご苦労されていることは理解しているため、困った場合は、相談してほしい。
(意見)防犯カメラの取り扱いは?
(リ課長)あくまでも不法投棄対策として設置するものである。ステーションに設置する場合は、個人情報保護の観点から、監視カメラの管理は市で行うことになる。
(5)伏見台校下
(意見)金沢方式を行うなら、条例や規則などで定め、拘束力のあるものにすべきである。
(市長)規則で文書化されている。
(意見)有料化には賛成であるが、現在、違反ごみが多いため、罰則規定を設けるべきである。また、有料化後の違反ごみは誰が処分するのか?
(局長)これまでも、ごみを間違って出した人に気づいていだたくため、イエローシールを貼って、一定期間、ステーションに置かせていただいているが、衛生上問題があると思われる場合には、あらかじめ町会に配布する「ボランティア清掃ごみ袋」を活用していただきたい。不適正排出の改善がみられない場合には、町会の皆さんと協議し、また、警察と連携しながら、市で開封調査やステーション指導を行うなど、町会の負担が増えないよう、市が責任を持って対応していきたい。
(市長)悪質なごみは、市が責任を持って、しばらくは回収を行う。排出者が判明した際には、町会と相談の上、警察と連携して対応していく。
(6)伏見台校下
(意見)どのような条件がそろえば有料化を実施するのか?
(市長)現在、市民に説明を行っているところであるが、最後には、私市長が政治家として判断し、議会に提出し、ご理解をいただけた場合は、その後、10ケ月以上周知期間を設け、実施する流れとなる。
(意見)大都市や富山や福井がやっていないのに、金沢が行うとなると国民的に不公平感がある。
(市長)ごみ処理は各自治体の判断により行うものであるため、各市町、町長等が住民と話し合いながら決めていくものであり、方向性は正しいと考えている。
(7)十一屋校下
(意見)古紙の回収は自治体の役割であり、自治体の役割を地域に担わせているのはおかしいのでは?
(市長)市政は、行政だけではできないものであり、地域の皆さんと一緒に汗をかきながら、まちづくりを行っていくものであるため、行政が市民に役割を投げているものではない。
(意見)資源化率の減少の内訳は?
(局長)古紙が4.4→3.3%、容プラが3.1→2.0%。
(意見)ごみ処理経費の減少額の内訳は?
(局長)収集運搬業務の委託化により約2億円、エネルギーセンターの効率化に伴い約1億円削減。
(意見)古紙モデル10町会のうち7町会が集団回収を継続しなかった理由は?
(リ課長)7町会は現在お願いをしている段階であるため、今後、継続していく町会が増えていくと考えている。
(意見)手数料収入額は?
(リ課長)約4億円。
(意見)税金の二重取りでは?
(リ課長)ごみ処理経費に充てず、他の環境施策に使用することから、税金の二重取りにはあたらない。
(意見)議員は市民の声を聴いているのか?
(市長)このような説明会に何人もの議員が出席しており、また、議会でも議論しており、議員は真剣に地域の声を聴くよう努力している。
第7回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月15日(土)18:30~20:10
場所:金沢海みらい図書館
対象校下:長田町、戸板、西、二塚、安原、大徳、金石町、大野町
参加人数:約140名
(1)大徳校下
(意見)市は、古紙の資源化が重要といいながらも、スーパー、古紙業者、市民団体などに丸投げするだけで、自ら手を汚さない。
(市長)本市は、これまでも町会、婦人会などと連携し、・コミュニティでまちづくりを行ってきた。そのため、この歴史のある活動を大切にし、地域活動を充実していきたいと考えており、古紙の集団回収の奨励金の増額などにより、制度の充実を図っていきたい。
(意見)集団回収でダンボールを回収してくれない。
(リ課長)これまで、古紙業者がダンボールを拒否する事例が見受けられたが、今後回収を行うよう古紙組合と協議を行った。
(2)金石町校下
(意見)有料化を行わなくても、拡大生産者責任を課し、減量化・資源化を進めていく方法があるのでは?
(市長)これまでも様々な施策に取り組み、頑張ってきているが、なかなか効果が見られなく、次の具体的な話をしないと先に進まないため、現在、有料化を提案させていただいている。拡大生産者責任については、全国都市清掃会議等の場を通じて国に制度強化を訴えており、今後も引き続き要望していく。
(意見)年金生活で苦しい。有料化は住民サービスの切り捨てである。
(市長)少しでも負担をかけたくないという思いの中、全国の事例などを調査し、1リットル1円に行き着いた。住民への負担をかけることは心苦しいと考えるが、子や孫の世代負担のためにお願いをしている。
(意見)有料化より分別の徹底をPRすべきである。
(局長)今後、町会等説明会や大学や不動産業者などを通じて資源ごみの分別の徹底を周知していく。
(意見)大津市は、減量プランを実施し、ごみ量を減らし、有料化を白紙にした。見倣うべきである。
(リ課長)大津市は、本来、市が行うべきでない産業廃棄物の処理も併せて行っており、これを廃止したことにより、ごみ量が減少したと聞いており、本市とは状況が異なる。
(意見)新幹線開業による事業系ごみの増加は?
(り課長)昨年度一年間で、約3%の見込み。
(意見)町会等説明会を実施するのか?
(り課長)今後、校下、町会等を対象に説明会を実施していく。
(市長)説明会でなくても、手紙、FAX、電子メール、プログ等で意見を言っていただければ、私か担当課から必ず返事を差し上げる。
(3)西校下
(意見)説明会などに来ない方々の不適正排出が多い。
(市長)町会のほか、大学や不動産業者などにも説明を行い、マナーの徹底をお願いしていくとともに、商工会議所や各種団体などを通して、事業者の社員などにも伝わるようにしていきたい。
(意見)有料化は致し方ないが、実施するなら、戸別収集を行うべきである。
(局長)北海道大学が、札幌市内の事例を研究しており、収集経費が3~4倍増加するとの報告がなされている。札幌市に比べ、本市は、細い路地も多く収集車が入っていけないため、物理的にも全戸収集は困難であると考えている。これまで、リサイクル推進課の分別指導係が約900箇所のステーションでごみの分け方や出し方の指導を行い、約100箇所で改善が見られており、今後も個々の現場の状況を見ながら、ステーション指導を強化していく。
(4)金石町校下
(意見)審議会のメンバーは有識者など裕福な人ばかりで、低所得者の意見が届かない。
(市長)このような説明会やステーションの現場などで様々な方の声を聴きながら真摯に取り組んでいる。
(意見)手数料収入額、内訳、使用用途は?
(リ課長)手数料収入は約4億円であり、袋の製造に約1.5億円、流通に約0.4億円、残りの約2億円を環境施策に使用する試算である。
(意見)実施するなら、戸別収集を行うべきである。
(市長)先ほどお話ししたとおり、実施は困難であるが、もし、実施した場合、手数料は皆様に提示できないくらいの高額になると予想される。
(5)大徳校下
(意見)資源化推進のために古紙のステーション回収を行うべきである。
(リ課長)地域コミュニティの醸成の観点から、古紙の集団回収を奨励している。昨年度実施した古紙回収モデル10町会のうち、3町会で引き続きステーション等を活用し、古紙の集団回収を実施しており、このような方法も有効な手段と考えている。
(市長)古紙のステーション回収も1つの方法であるが、その場合、経費増加は避けられない。それを実施するのであれば、環境教育にもなり、地域団体の活動資金にもなる集団回収を充実させた方が、まちづくりの方向性として正しいと考えている。
(意見)ごみ量が減少しているのに、なぜ有料化を実施する必要があるのか?
(リ課長)ごみ処理は、現状のごみ量やごみ質だけを考えるのではなく、5年先、10年先、20年先の将来を見据えて対応していかなければならないため、将来にわたりごみを減量させていかなければならない。家庭ごみの有料化は、減量化・資源化の1つの手段として提案させていただいている。
第8回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月22日(日)18:30~20:00
場所:森本市民センター
対象校下:森本、花園、湖南、薬師谷、三谷
参加人数:約90名
(1)三谷校下
(意見)ごみ袋が5種類用意されているが、多すぎるのではないか?
(リ課長)単身世帯から大世帯まで様々な世帯に対応できるよう、近年は、3~5種類を準備する自治体がほとんどである。多くの種類を用意することで、小さい袋に移行しようと減量化意識が働く効果がある。
(意見)県内の袋と比較して割高のような感じがする。
(意見)県内のほとんどの自治体は、1円/リットルの手数料水準である。
(2)校下不明
(意見)紙おむつの出し方は決まっているのか?
(リ課長)これまでどおり半透明のごみ袋に入れて出していただくことを考えている。なお、中身が見えて、気になる方は、新聞紙等にくるんだおむつを半透明袋に入れ、「おむつ」と表示していただくことも可能である。
(意見)容プラは、きれいに洗うことで分別可能となるが、お湯などのエネルギーを消費することになる。分別をどこで線引きをすればよいのか?
(リ課長)ひと洗いして汚れのとれるものは容プラとして分別排出していただきたい。なお、マヨネーズのチューブなど汚れがこびりついたものは、燃やすごみでお願いしたい。
(意見)自転車など大きい埋立ごみは、・袋に入らない。
(リ課長)自転車は、金属ごみであり、埋立ごみには該当しない。通常の埋立ごみは、ガラスや陶磁器などであり、ゴルフバックなどの大きいものについては、45リットルの袋を結びつけるなどして排出していただくことを考えている。
(3)森本校下
(意見)有料化はいつから実施するのか?
(市長)まったく決まっていない。まちづくりミーティングを行った後、町会や婦人会でおおむねご理解をいただくまで、校下単位等で説明を行っていく。
(意見)ごみ袋の買いだめがあるため、移行期間があると助かる。
(局長)有料化の実施日が決まったら、その日からすべて指定袋を使用していただくことになる。なお、家に残っているごみ袋については、資源ごみ等の排出の際に利用してほしい。
(4)校下不明
(意見)防犯灯のLED化は有料化の基金でないと実施できないのか?
(市長)現在の防犯灯LED化の年間予算には限りがあるため、この基金を利用し、市内で一斉に取り組みたい。
(意見)町会が管理しているごみステーションのあり方についての市の考え方は?
(局長)違反ごみについては、今まで以上にごみステーションのパトロール強化を行い、改善が見られない場合には、開封調査や排出者指導を行う。町会の皆様と相談しながら、ステーション管理について考えていきたい。
(意見)私有地を有料で借りてごみステーションを設置しているが、有料化実施時には、助成をしてもらえないのか?
(局長)私有地の借り上げ等については助成を行う予定がないが、ごみステーション設置機材についでは有料化にあわせ、助成を行うことを考えている。
(5)森本校下
(意見)民間委託が進んでいるためか収集時間の遅延やカラスネットの片付けが雑になった。
(リ課長)毎年、収集ルートを見直しているため、地域によっては、収集時間が変更となる場合がある。委託業者については、業者をランク付けし、委託職員の教育を徹底するなどレベルの向上を図ることを考えており、市民の皆様が不愉快な気持ちにならないよう気をつけてまいりたい。
(市長)メディアが取り上げているためか職員の数を減らすことが正しいという風潮がある。避けられない課題であるが、行政改革は、職員を減らすことだけではない。無駄をなくすことは大事であるが、行政として責任を持ってやらなければならない仕事もあるため、それを徹底することによりしっかりとした行政サービスを確保していく。
(意見)現状45リットルのごみ袋を使用している方が多いが、袋の種類についてどう考えているのか?
(リ課長)ごみを減らそうとする意識により、ごみ袋を小さくするようになるため、5~45リットルの5種類のごみ袋を考えている。
(6)薬師谷校下
(意見)年間40億円の経費がどれくらい下がるのか?
(リ課長)3億円程度と見込んでおり、削減分は教育や福祉施策に使用することが可能となる。
(7)校下不明
(意見)循環型社会の形成に向け、海外の状況にも目を向けているのか?
(リ課長)環境については、ドイツが最先端であり、拡大生産者責任制度が確立されている。ただし、製造・流通等は、金沢市内では完結しないことから、国としての取り組みが必要となる。拡大生産者責任については、全国都市清掃会議等の場を通じて国に制度強化を訴えており、今後も引き続き要望していく。
(市長)ドイツのフライブルクを視察した野、環境都市としては最先端であったが、ごみ処理に関しては、日本が最先端であることを感じた。
(意見)ごみの予算の話はあったが、市予算全体としてどうなのか?
(市長)本日の予算の説明については、大部分を省略したため、また違う場で説明をさせていただきたい。
(意見)有料化を推進するのもわかるが、民間感覚でお願いしたい。
(市長)民間の発想も大事であるが、行政として責任をもたなければならない部分もあるので、峻別しながらしっかりと対応していく。
(8)三谷校下
(意見)近隣にスーパーやコンビニもないため、ごみ袋を買うのが大変である。生協などでの販売を考えているのか?
(リ課長)スーパーやコンビニのほか、公民館や生協などでも登録していただければ、販売することは可能である。
第9回まちづくりミーティング意見交換会
日時:平成28年5月29日(日)18:30~20:00
場所:金沢美術工芸大学
対象校下:小立野 崎浦 内川 犀川 湯涌 田上 東浅川 俵 医王山
参加人数:約140名
(1)崎浦校下
(意見)新潟アルビレックスのように地域のスポーツクラブの名称を統一し、金沢ブランドとして発信していった方が良いのでは?
(市長)ツェーゲンやミリオンスターズは、別会社であるため、行政が間に入ることは難しいが、連携を密にしながら協力していきたい。
(意見)学校の部活動に関して、先生の負担が多いため、地域クラブとの連携を考えるべきでは?
(市長)地域クラブとの連携よりも、先生方をどのようにバックアップしていくかを考えていくことが大事である。
(意見)公園の使用申請等をweb申請できるようにしてほしい。
(市長)体育館使用申請等でweb申請できるようになってきており、今後、その方向性で進めていく。
(意見)有料化によるごみ減量のメカニズムや実績は?
(リ課長)ごみ袋にお金がかかるため、減量化意識が働き、先行導入都市では、導入5年後に、ごみ量が平均約14%減少している実績がある。
(意見)導入後に定期的検証を行うのか?
(リ課長)導入後は、定期的に検証を行い、必要な施策を講じていく。
(意見)説明会など制度の周知に関して、いくら費用がかかるのか?
(リ課長)もし導入が決まれば、10ケ月以上かけて周知を行っていくため、人件費やパンフレット等で費用がかかるが、頻度等が決まっていないため、費用は決まっていない。
(2)崎浦校下
(意見)町会長はごみ問題で困っている。違反ごみに対する市の対応は?特に留学生など外国人への対応は?
(局長)これまでも、ごみを間違って出した人に気づいていだたくため、イエローシールを貼って、一定期間、ステーションに置かせていただいているが、衛生上問題があると思われる場合には、あらかじめ町会に配布する「ボランティア清掃ごみ袋」を活用していただきたい。不適正排出の改善がみられない場合には、町会の皆さんと協議し、また、警察と連携しながら、市で開封調査やステーション指導を行うなど、町会の負担が増えないよう、市が責任を持って対応していきたい。留学生については、大学や不動産業者を通じて説明を行っていく。
(意見)留学生は制度を知らない場合が多いため、特にアパート管理者に説明を行っていってほしい。
(市長)しっかりと対応を行う。
(意見)ごみ問題に関しては、市がしてくれる、誰かがしてくれるということではなく、自分らの町会は自分らで守ることが基本だと思う。市が何でも行うという説明をし、市が下手に出るのは間違いであり、自分らでやりましょうとみんなの問題にすることが大事である。
(市長)子や孫の世代の負担軽減のために、良いまち、きれいなまちのために地域の皆様と連携をしてやらなければいけない問題である。
(3)犀川校下
(意見)不適正排出・不法投棄対策として戸別収集を行うべきである。
(リ課長)北海道大学が、札幌市内の事例を研究しており、収集経費が3~4倍増加するとの報告がなされている。札幌市に比べ、本市は、細い路地も多く収集車が入っていけないため、物理的にも全戸収集は困難であると考えている。
(4)田上校下
(意見)ボランティア清掃ごみ袋の活用とあるが、町会に負担を負わすのか?
(局長)市から事前に配布したボランティア清掃ごみ袋を利用することは1つの手法である。悪質な違反ごみが排出されるごみステーションについては、町会のご負担にならないよう市がパトロールを行い、警察と連携して対応していく。
(意見)違反ごみについては町会が対処しており、ごみステーションの管理について、奨励金の交付を考えてほしい。
(局長)先行都市では、パトロールの強化や町会の皆様と相談しながら対応していくことにより、違反ごみはなくならていったと聞いている。個々のステーションの状況を把握することが大事であると考えているため、違反ごみがあった場合は、相談していただきたい。
(市長)町会の皆様と力をあわせながら一緒にまちを作っていかなければならないと考えている。町会の負担にならないよう限られた予算の中で、対応していきたい。
(5)湯涌校下
(意見)不法投棄対策員として不法投棄を市に連絡しても、処理してもらえていない場合がある。有料化を実施し、不法投棄が増えた際には確実に対処してほしい。
(局長)未処理の案件については、個別に対応させていただく。不法投棄に対しては、未然防止が第一と考えており、不法投棄防止ネットワークとの連携を強化し、早期発見、早期対処を行っていく。
(市長)不法投棄の処理に関しては、人手や予算の都合上、すぐに対処できない場合があるが、早期対処できるよう努めていく。
(6)東浅川校下
(意見)平成27年度に発行した3年間保全版のごみの分け方・出し方パンフレットと、今年度配布した地区別収集カレンダーの内容に一部重複部分があり、無駄である。公費を大事に使ってほしい。
(リ課長)前年度に、ごみの分け方・出し方の一覧表を冷蔵庫に貼りたいという意見が多くあったため、今年度はこのような形となった。パンフレットに関しては、様々なご意見やご要望をいただいており、見直しを行いながら作成している。
(7)小立野校下
(意見)有料化に関しての質問はどこに行えばよいのか?
(局長)ご意見やご要望があれば、リサイクル推進課まで連絡してほしい。
(市長)市長に直接意見を言いたい場合は、メール等で私までご連絡いただければ、回答させていただく。
