漁業取締船と北朝鮮漁船の衝突現場について
作為的な編集画像
水産庁は、10月18日、漁業取締船と朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)漁船の衝突(10月7日)映像を公開した。映像は約13分で、最初に取締船のコントロールパネルが映し出され、5秒後に「ただ今から放水を開始する」というアナウンスが流された。2分25秒に「(放水は)漁船のともに当たり」はじめ、3分31秒に衝突音が聞こえた。
当初の説明は
当初(2019年10月9日付け「北陸中日新聞」)、水産庁は【午前8時50分に退去警告→9時4分に放水→9時7分に衝突】と説明していた。
説明では、放水開始から衝突まで、3分だったが、映像では1分11秒に短縮・編集されている。NHK NEWS WEBは「水産庁では、放水を開始してから、漁船が沈没し救助を開始するまでは、映像をカットしていないと説明しています」と言っているが、実は少なくとも1分49秒はカットされ、放水開始から衝突までの肝心要の経過、とくに取締船の行動と音声の大部分が削除されているのである。
このような作為的に編集された映像を「証拠」として扱うことはできない。
EEZの外側=公海か?
最初に映し出されたコントロールパネルを見ると、取締船の位置は【北緯40°09.714′N】【東経135°07.633′E】を示している。
インターネット上の地図【注】で見ると、経緯度の交差点は、日帝が主張する「EEZ」の境界線上になる。EEZ内であろうが、EEZ外であろうがそこは日本の「主権」がおよぶ範囲ではなく、せいぜい「主権的権利」にすぎず、日朝両国漁民が自由に漁業をおこなうことが出来る公海である。
にもかかわらず、取締船は北朝鮮漁船を執拗に追いかけ、放水し、衝突し、沈没させたのである。北朝鮮は日帝にたいして、謝罪と損害補償を要求しているが、至極当然の要求である。
【注:独島(竹島)がEEZ内に描かれているが、誤りである】
作為的な編集画像
水産庁は、10月18日、漁業取締船と朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)漁船の衝突(10月7日)映像を公開した。映像は約13分で、最初に取締船のコントロールパネルが映し出され、5秒後に「ただ今から放水を開始する」というアナウンスが流された。2分25秒に「(放水は)漁船のともに当たり」はじめ、3分31秒に衝突音が聞こえた。
当初の説明は
当初(2019年10月9日付け「北陸中日新聞」)、水産庁は【午前8時50分に退去警告→9時4分に放水→9時7分に衝突】と説明していた。
説明では、放水開始から衝突まで、3分だったが、映像では1分11秒に短縮・編集されている。NHK NEWS WEBは「水産庁では、放水を開始してから、漁船が沈没し救助を開始するまでは、映像をカットしていないと説明しています」と言っているが、実は少なくとも1分49秒はカットされ、放水開始から衝突までの肝心要の経過、とくに取締船の行動と音声の大部分が削除されているのである。
このような作為的に編集された映像を「証拠」として扱うことはできない。



EEZの外側=公海か?
最初に映し出されたコントロールパネルを見ると、取締船の位置は【北緯40°09.714′N】【東経135°07.633′E】を示している。
インターネット上の地図【注】で見ると、経緯度の交差点は、日帝が主張する「EEZ」の境界線上になる。EEZ内であろうが、EEZ外であろうがそこは日本の「主権」がおよぶ範囲ではなく、せいぜい「主権的権利」にすぎず、日朝両国漁民が自由に漁業をおこなうことが出来る公海である。
にもかかわらず、取締船は北朝鮮漁船を執拗に追いかけ、放水し、衝突し、沈没させたのである。北朝鮮は日帝にたいして、謝罪と損害補償を要求しているが、至極当然の要求である。
【注:独島(竹島)がEEZ内に描かれているが、誤りである】