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Channel: アジアと小松
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20211223 志賀原発訴訟傍聴報告

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第35回 志賀原発訴訟傍聴報告
 
コピペ裁判長に任せられるか
 相変わらず、結審の先送りである。原告本人の意見陳述のあと、山門裁判長は北陸電力から出されている上申書(規制委員会の現地調査について)を確認したあと、弁論を続行すると言って、直ぐに日程調整に入った。次回は4月28日。
 山門裁判長は、生活保護費の減額訴訟判決では、他の裁判所が出した判決文をそのままコピーしていることが暴露された(NHK受診料!)。
 志賀原発訴訟も山門裁判長が担当しており、双方から出された訴訟文書に基づいて、自らの力で判決文を書くことを中断し、規制委員会の決定を待ち続けており、今度は規制委員会の報告書をコピペして判決に代えるのだろうか?

世界一危険な原発
 12月10日付けの『北陸中日新聞』に、「世界一危険な原発」というタイトルで、「旧ソ連アルメニアにある…メツァモール(原発)近くには3つの活断層があり、地震で制御不能となる可能性がある」という記事が掲載された。
 ネット検索すると、廣瀬陽子さんの「世界でもっとも危険な原発、アルメニア原発」という記事があり、「1988年12月7日にアルメニアの第二の都市ギュムリ市から東方50キロメートルの地点で、マグニチュード6.9(震源の深さは3㎞)の地震が発生した。…震源地から75㎞のメツァモール原発では、震度5.5の揺れを観測した」と書かれている。
 アルメニアは地震国であり、メツァモール原発周辺に活断層があり、したがって「世界一危険な原発」といわれているが、だとしたら、志賀原発の場合はどうだろうか。

活断層、津波、隆起
 志賀原発は4本の活断層に囲まれ、敷地内にも多数の断層があり、1号機直下には活断層が疑われている。しかも、2007年3月25日に、能登半島沖の深さ11kmでマグニチュード6.9の地震が発生し、七尾市、輪島市、穴水町で震度6強を観測し、原発がある志賀町でも震度6を観測した。
 最近も、能登半島周辺で地震が頻発しており、2021年9月にはマグニチュード5.1の地震が起き能登半島の先端にある珠洲市で震度5弱、志賀町で震度2の揺れを観測している。
 2021年11月9日のNHKニュースによれば、去年12月ごろから能登半島の先端で地面がおよそ3センチ隆起しており、志賀原発が設置されている土台も変化し歪んでいるのではないだろうか。
 「世界一危険な原発」でネット検索すると、静岡県の浜岡原発、北海道の大間原発が挙がっているが、志賀原発こそ「世界一危険な原発」ではないだろうか。

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