20250628 小松基地爆音訴訟原告団総会(第3回)参加報告
6月28日、小松基地爆音訴訟原告団総会に参加してきた。総会には、原告・支援者70人ほどが集まった。
原告団長のあいさつで、F35Aステルス戦闘機の騒音は、従来のF15戦闘機と比べて、バケツをたたく音とドラム缶をたたく音ほどの違いがあり、全機がF35Aに入れ替わり、40機体制になれば、たいへんな騒音地獄になる。また、F35Aは核搭載が可能機種であり、イギリスはその故F35Aを購入していると、冒頭から警鐘を鳴らし、小松基地裁判闘争の重要性を確認した。
2024年度の活動報告の後、2025年度の活動方針(第2号議案)が提案された。定期的(年2回3カ所)・不定期的(軍事演習時など)騒音調査、10・4協定の遵守要求、国による健康被害実態調査要求、小松基地内で使用されてきた泡消火剤に含まれるPFASに関する調査などを要求することなどが提案された。
総会議事終了後、弁護人による講演(「憲法から見た戦闘機の爆音」)がおこなわれた。政府は国の安全は高度の公共性を持つから騒音被害を受忍すべき、と主張してきたが、古今東西、戦争は「自衛のため」といって始まり、惨禍をもたらしてきており、今も同様である。
憲法前文には、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうに決意」と政府の責任を明らかにしているが、安倍政権は集団的自衛権を容認し(2015年)、岸田政権は「内閣三文書」(2022年)で①敵基地攻撃能力(反撃能力)、②武器輸出解禁、③軍事費の倍増を打ち出した。
政府(保守・右派)は台湾有事=日本有事として、全国で弾薬庫を増やし、弾薬(ミサイル)の備蓄を増やし、日本列島全体をミサイル基地化しはじめている。日本がベトナム戦争への参戦を回避できたのは、憲法9条があったからだ(注)。本気で考え、本気でたたかわねばならない時代が始まっている、と締めくくった。(注:+労働者・学生の逮捕・死・流血をおそれないたたかい!)
次回、第5回口頭弁論は7月24日午後2時開廷。
![]()
6月28日、小松基地爆音訴訟原告団総会に参加してきた。総会には、原告・支援者70人ほどが集まった。
原告団長のあいさつで、F35Aステルス戦闘機の騒音は、従来のF15戦闘機と比べて、バケツをたたく音とドラム缶をたたく音ほどの違いがあり、全機がF35Aに入れ替わり、40機体制になれば、たいへんな騒音地獄になる。また、F35Aは核搭載が可能機種であり、イギリスはその故F35Aを購入していると、冒頭から警鐘を鳴らし、小松基地裁判闘争の重要性を確認した。
2024年度の活動報告の後、2025年度の活動方針(第2号議案)が提案された。定期的(年2回3カ所)・不定期的(軍事演習時など)騒音調査、10・4協定の遵守要求、国による健康被害実態調査要求、小松基地内で使用されてきた泡消火剤に含まれるPFASに関する調査などを要求することなどが提案された。
総会議事終了後、弁護人による講演(「憲法から見た戦闘機の爆音」)がおこなわれた。政府は国の安全は高度の公共性を持つから騒音被害を受忍すべき、と主張してきたが、古今東西、戦争は「自衛のため」といって始まり、惨禍をもたらしてきており、今も同様である。
憲法前文には、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうに決意」と政府の責任を明らかにしているが、安倍政権は集団的自衛権を容認し(2015年)、岸田政権は「内閣三文書」(2022年)で①敵基地攻撃能力(反撃能力)、②武器輸出解禁、③軍事費の倍増を打ち出した。
政府(保守・右派)は台湾有事=日本有事として、全国で弾薬庫を増やし、弾薬(ミサイル)の備蓄を増やし、日本列島全体をミサイル基地化しはじめている。日本がベトナム戦争への参戦を回避できたのは、憲法9条があったからだ(注)。本気で考え、本気でたたかわねばならない時代が始まっている、と締めくくった。(注:+労働者・学生の逮捕・死・流血をおそれないたたかい!)
次回、第5回口頭弁論は7月24日午後2時開廷。
