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Channel: アジアと小松
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20181017 シタベニハゴロモ観察(第4回)

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シタベニハゴロモ観察(第4回)

 7月末以降、A地区のニワウルシ(シンジュ)18本の周辺を、午前6時頃、午後3時頃の2回観察してきた。観察もそろそろ終末を迎えようとしているので、前回9月上旬までの観察の続きをまとめた。

 毎日の観察記録(数字)はあるが、日によって変動が激しいので、1週間ごとの数字を出すことにした。対象はA地区(ニワウルシ18本)に限定。

 これまでに、A地区で約1000匹のシタベニハゴロモ(成虫)を捕獲したが、7月下旬までにすべての幼虫が成虫になり、徐々に手が届く2m50cmまで降りてきて、私に捕獲されるのだろうか?。確かに、8月に入ってから幼虫を見たのは1回だけである。

 8月までは、1日当たり15~6匹捕獲したが、9月に入ってからは1日11匹前後になり、10月に入るとさらに少なくなってきた。取り尽くしたからだろうか?。少なくはなっているが、10/17現在0匹の日はまだない。

 求愛行動は9月上旬から、10月上旬まで毎日のように目視したが、10日過ぎたころからは見なくなった(個体数自体が少なくなっているからか?)。まだ、目の届くかぎりでは、新しい卵塊を発見していない。

 研究者ならば、捕獲せずに観察するのだろうが、私は外来種シタベニハゴロモの拡大による植生の破壊を防止しようという観点から、取り組んでいるので、この観察結果は歪んだ形で表現されるであろう。

 8月以降の捕獲一覧表とグラフを添附する。


  

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