20220302 シタベニハゴロモの越冬卵塊
2022年 2月 1日に土`田 努論文「シタベニハゴロモは、日本に二度侵入した」が発表され、その「ポイント」として、次の4点を挙げている。
(土`田論文 http://www3.u-toyama.ac.jp/symbiont/220201_LdelPressRelease.pdf )
・ 本邦初の侵入地である北陸地方と、近年分布が確認された岡山県では、遺伝的に異なるシタベニハゴロモの系統が存在していることを報告
・ 北陸地方のきわめて多い風雨・風雪が、外来生物シタベニハゴロモの卵の生存や孵化を妨げ、分布急拡大を防いできたことを示唆
・ 降水量が少なく、韓国や米国で猛威を振るっている系統が検出された岡山県では、今後、本種の分布拡大が懸念
・ 本種の卵からワックスを除去すると、卵の残存率や孵化率が大きく減少。人為的なワックス除去で農薬を使用しない防除の可能性を示唆
さて、2018年7月から始まったM住宅でのシタベニハゴロモ調査は4年目に入る。例年以上に低温と風雪に晒されたシタベニハゴロモの卵塊は、今年も健在なようだ。3月1日に撮影した幾枚かの写真を添付する。
3月下旬まで冬季風雪による卵塊への影響を観察し、その後孵化する前(4月中旬)にすべての卵塊を除去する予定である。
軒下に保護された卵塊
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風雪で被膜が剥がれた卵塊
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風雪で剥落した卵塊
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風雪でボロボロの卵塊
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風雪から守られた卵塊
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2022年 2月 1日に土`田 努論文「シタベニハゴロモは、日本に二度侵入した」が発表され、その「ポイント」として、次の4点を挙げている。
(土`田論文 http://www3.u-toyama.ac.jp/symbiont/220201_LdelPressRelease.pdf )
・ 本邦初の侵入地である北陸地方と、近年分布が確認された岡山県では、遺伝的に異なるシタベニハゴロモの系統が存在していることを報告
・ 北陸地方のきわめて多い風雨・風雪が、外来生物シタベニハゴロモの卵の生存や孵化を妨げ、分布急拡大を防いできたことを示唆
・ 降水量が少なく、韓国や米国で猛威を振るっている系統が検出された岡山県では、今後、本種の分布拡大が懸念
・ 本種の卵からワックスを除去すると、卵の残存率や孵化率が大きく減少。人為的なワックス除去で農薬を使用しない防除の可能性を示唆
さて、2018年7月から始まったM住宅でのシタベニハゴロモ調査は4年目に入る。例年以上に低温と風雪に晒されたシタベニハゴロモの卵塊は、今年も健在なようだ。3月1日に撮影した幾枚かの写真を添付する。
3月下旬まで冬季風雪による卵塊への影響を観察し、その後孵化する前(4月中旬)にすべての卵塊を除去する予定である。
軒下に保護された卵塊

風雪で被膜が剥がれた卵塊

風雪で剥落した卵塊

風雪でボロボロの卵塊

風雪から守られた卵塊
